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2015年8月 8日

【第2回ビクトリー・ブーケ・デザインコンテスト2015】

8月1日(土)~2日(日)の2日間、お台場ヴィーナスフォートにて開催された"第2回ビクトリー・ブーケ・デザインコンテスト2015"へ行って参りました。

このコンテストは「スポーツ&フラワーフェスタ2015」内のイベントのひとつとして開催されました。「ビクトリー・ブーケ・コンテスト」とは、2020年東京オリンピック・パラリンピックのメダリストに贈られる「ビクトリーブーケ」をイメージした「フラワーデザインコンテスト」で、今回100点近い作品の応募があったそうです。
主催"臨界副都心「花と緑」のイベント実行委員会"
共催"東京都花き振興協議会""全国花育活動推進協議会"の3つの団体が、2020年 東京で開催されるオリンピック・パラリンピックに向けて、スポーツ振興と花文化振興の一環として開催しており、本年2回目を迎えました。

屋内のヴィーナスフォートでは、コンテスト以外にも「ステージイベント」「花の展示」「花育ワークショップ」など3つのブースがあり、それぞれ催し物が盛りだくさんのファミリーで楽しめるイベントとなっていました。また屋外では、夏休み園芸教室やガーデンコンテスト、パラリンピック大会 競技体験プログラムなども行われていました。

さて、その中でも、注目度ナンバーワンのイベントは、やっぱり【第2回ビクトリー・ブーケ・デザインコンテスト2015】でした!
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「ビクトリーブーケ」と言えば、記憶に新しいのが2012年ロンドン五輪での、バラのブーケです。英国(イングランド)の国花であるバラとハーブを使ったシンプルなデザインのタッジーマッジーで、製作数は4,400束とのこと。
また、2008年北京五輪では、赤バラを中心とした中国らしい赤一色で統一したブーケ。2004年アテネ五輪は、ギリシャらしいオリーブの枝を使ったブーケでした。
では、2010年のバンクーバー冬季五輪のブーケは?というと、菊、葉物、実物とすべてグリーンで統一したさわやかなブーケでした。

メダリストが手にするブーケは毎回注目の的です。各国、国を代表するような花であったり、あるいはイメージカラーだったり、デザインは様々...。さて、東京オリンピック・パラリンピックでは、どんなブーケになるのでしょうか?!

そして、今回の【第2回ビクトリー・ブーケ・デザインコンテスト2015】も個性あふれる作品が並びました!
一部ですがご紹介いたします。
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こちらは和テイストが光る作品です。どれも涼やかな印象で、紫の色が江戸の粋な夏を表現しています。

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こちらは情熱的なグロリオサを使った作品です。
日本のグロリオサは世界的にも品質が認められています。花言葉は「栄光」。ビクトリーブーケにぴったりです。

このコンテストでは "メダリストを讃えるビクトリーブーケ"として片手で持てるものをテーマに、ハンドタイドであること、デザインに独創性があり作者のサブテーマが表現されていること、国産花きを使用しかつその特性が生かされていること...など厳しい審査基準が設けられています。次はその厳しい審査基準を通過し、入賞した作品をご紹介します。

まずは、入賞作品から...
■Petal(花びら) 三島 聖子様
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■ジャパニーズ スタイル 内 賀代子様
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■Victory in Japan 出崎 徹様
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■アスリート達への賛花 河合 真理子様
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どちらも、作者のデザイン力とテクニックが光る作品です。

そして、栄えある金賞・銀賞・銅賞を受賞した作品はこちらです!
■金賞「Get the dream」 吉岡 京子様
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■銀賞「JAPAN STYLE」 渡辺 誠一様
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■銀賞「大和の心」 黒田 直人様
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■銅賞「JAPONISE」 三田 美江様
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■銅賞「GOAL」 小澤 絢子様
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銀賞・銅賞どちらにも、世界無形文化遺産に登録された和紙が作品に使われており、日本文化をアピールする作品になっています。また、マム(菊)を使った作品も目を惹きます。近年、日本のマムは多種多様になり、いわゆる仏花としての菊ではなく、洋風なアレンジやブーケにもぴったりな、かわいらしい形、色、咲き方のマムが増えています。ブーケに入れても素敵です。

金賞の作品はシンプルな花、デザインながらも、非常に手の込んだ作品で、その仕上がりの美しさも審査においてポイントが高かったようです。

開催が決まった時には、まだまだ7年後・・・と思っていた東京オリンピック・パラリンピックですが、気が付けばあと5年後です!当社のすぐ近くでも、ホッケー場が計画されており、ホッケーやブラインドサッカーなどの開催が予定されています。楽しみですね!

最後に、他の見どころ、お楽しみどころもご紹介しましょう。
花の産地紹介/PR展示では、高知県、宮崎県の花のPR展示が行われていました。
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高知県を代表する花のひとつ「グロリオサ」が鮮やかな展示です。

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宮崎県では夏の主力品の「ほおずき」と、冬の代表品目の「スイートピー」や「ラナンキュラス」のPRを行っていました。

花育ワークショップの様子も見学しました。
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ショッピングの合間に、押し花やフラワーアレンジを楽しまれているファミリーが多くいらっしゃいました。

真夏の東京で開催されるオリンピック・パラリンピックでは、花と緑の力で、おもてなしの心やさわやかな夏を演出するお手伝いができればと思っています。

(文責:ユニークグローバル室)

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