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2015年4月16日

フラワードリーム2015

4/11(土)、4/12(日)の2日間、フラワードリームin東京ビッグサイト2015が開催されました。

フラワードリームは花の持つ魅力を伝え、花文化の醸成をテーマとしたイベントです。日本一のフローリストを決定するフラワーデザイン競技会の最高峰「2015ジャパンカップ」が開催され、プロ・アマ問わない一般公募のコンテストも行われます。また、花関連商品の展示、販売を行うフラワーマーケットや、フラワーデザイン教室を体験できるワークショップなども開催されます。花関係者のみならず、一般の人までが楽しめるイベントとなっています。

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毎年、インパクトある装飾がされるエントランスの看板。今年は、グロリオサとユリを中心に赤をメインとした配色で飾られていました。

弊社は、今年も大田市場花き部にある仲卸の方々と共同で切り花の展示と販売を行いました。

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スタッフの集合写真です。ギャルソンエプロンでビシッと決まっています。
当ブースのテーマは「Dark&Rich」
普段のにぎやかな市場の雰囲気とはまた違い、シックで洗練された雰囲気のブースとなりました。

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展示ブースでは、これからのヒット商品になりそうな品種を中心に展示を行いました。

一般のお客様からは、「今まで見たことがない、なんて名前なの?」という声が多く聞かれました。写真を撮る方も大勢いらっしゃり、市場ならではの展示を楽しんでいただけたのではないかと思います。

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こちらは展示ブースにあった八重のアジアンティックユリと白いストレリチア(オーガスター)です。
一重咲きがふつうのアジアンティックユリですが、花びらが重なっている八重咲きに!
またストレリチアは、よく見るオレンジ色に対してこちらは白色。色もさることながらその大きさもインパクトを与えていたようです。(沖縄産です。)どれも普段お花屋さんではなかなか見ることができません。

販売ブースでは、あらゆる種類のバラをメインとしてトルコキキョウやオリエンタルユリ、オンシジュームやグロリオサなどの切り花を販売しました。

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いつもとは違い一般のお客様との交流もあり、非常に楽しい時間を過ごすことができました。北海道という遠方からわざわざ足を運ばれているお客様もいらっしゃり、花の一大イベントであることを実感しました。

また普段花を買わないという方も多く来られ、こうした機会に花の魅力感じていただき、普段から花のある生活を楽しんでいただけるよう努力していかなければと感じました。

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終了時間が近くになるに連れ、お客さまが増えてブースは大盛況!最後には恒例の桜の解体ショー!その場で切り売りをしました。

フラワードリームでは私たちのブース以外にも、個性豊かな花に関連するさまざまなブース出展されています。その中でも、日本一のフローリストを決める「ジャパンカップ」は注目イベントのひとつ!それらを中心に多くのイベントが開催されていました。

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ジャパンカップは特設ステージの上で作品を披露!日本一のフローリストである優勝者発表の瞬間は会場も盛り上がります!(当社とお取引きのある花屋さんも多く入賞しておりました。)

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すべて千葉県産のトルコキキョウで装飾されたテーブルとモニュメント。

ほかにも今回のレポートでは紹介しきれない楽しいブースやイベントが盛りだくさんなので、次回ぜひ一度会場に足をお運びください。
 
【文責:高木稜】

2015年2月14日

フラワーバレンタイン 2015

いよいよ2/14はバレンタインデー。街はバレンタインムード一色ですね!
定番のチョコレートもいいですが、男性から女性に花を贈る「フラワーバレンタイン」が近年話題となり、盛り上がりをみせています。
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フラワーバレンタイン公式HPはこちら
「http://www.flower-valentine.com/」

「フラワーバレンタイン」プロモーションは、2011年に発足、5年目となる今年は全国各地、約100ヶ所でイベントが開催されています。なかでも最大規模のイベントは、あの六本木ヒルズ!六本木ヒルズ×フラワーバレンタインと銘打ち、2月7日(土)・8日(日)の2日間にわたり、様々なイベントが開催されました。その時の様子を一部ご紹介いたします。

■フラワーマルシェ with あいちの花
毎年恒例の人気企画です!
フラワーバレンタインの花贈りを体験できるお客様参加型イベントで、主に男性のお客様が大切な方へ想いを込めて好みの花を5本選び、スタッフがラッピングをしてお渡し。男性から女性へプレゼントするといったスペシャルな企画です!
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また、愛知県大村知事によるご挨拶と愛知県産の花のPR。
知事ご本人による花束の無料配布も行われました。
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続いて大村知事や職員の方々は、愛知県産の花で彩られた花束を持ち、六本木ヒルズから銀座数奇屋橋までフラワーバレンタインをPRする「フラワーウォーク」に出発。フラワーウォーク用の花束は、愛知県こだわりのブルームマムを使用!
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大人の男性にぴったりなシックなデザインに仕上がっています。

続いては、フラワーバレンタインカフェ。さて、こちらでは...

■TOYOTA 86×フラワーバレンタインフォトスポット
オープンカーがフラワーバレンタイン仕様に大変身!こちらの花装飾はフラワーデザイナー丹羽英之さんによるものです。
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(フラワーバレンタイン公式Facebookページより)

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ピンクの花が一面に。美しくてついつい魅入ってしまいますね!


■フラワーバレンタイン トークステージ
春の花に彩られたステージでトークショーとライブが開催されました。
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(フラワーバレンタイン公式Facebookページより)

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スペシャルゲストは、ファッションディレクターとして有名な干場義雅さんとファッション誌STORYのモデル稲沢朋子さん。
フラワーバレンタインの楽しみかた、男性からの花贈りのコツを伝授するトークで会場は大盛況!トークショー終盤では花束をサプライズプレゼントする素敵な演出も。男性からお花をプレゼントされたら本当に嬉しいですよね。

トークショーの後は、フラワーバレンタインテーマ曲を作曲、演奏するヴァイオリニスト竜馬さんとギタリストYUTAKAさんによるスペシャルライブ。花と音楽がコラボレーションされた空間で贅沢なひとときでした。

他にも、前日にはフラワーバレンタインBOXアレンジワークショップが開催され、男性やお子さまを中心に、「BOXフラワーアレンジメント」製作にチャレンジいただくワークショップが行われました。

今年は、テレビ・ラジオといったメディアにもたくさん取り上げられるようになり、フラワーバレンタインも認知されるようになってきました。5年目にして初めて週末に重なったこともあり、この週末にはぜひ男性から女性へ、女性から男性へ、花でよりバレンタインを盛り上げていただきたいですね。

では、最後にフラワーバレンタインにおすすめの花をご紹介いたします!やはり王道の赤バラ、春の花を使ったブーケは大人気ですが、今年のニューフェイス!こんなユニークなバラはいかがでしょうか?

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この花材は花弁にコーティングを施しており、甘い香りがするので本物のチョコレートと間違えてしまいそうですが、食べられません!こういった一風変わった贈り物で、周りと差をつけても面白いですね。

バレンタインは、世界では男女がお互いに花を贈り、感謝や愛を伝えあう日といわれています。ぜひ、みなさんも大切な人に花を贈り、素敵なバレンタインデーをお過ごしください。我々はフラワーバレンタインを拡大するため、これからも取り組んでまいります。

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弊社の男性社員から贈られたフラワーバレンタインです!

(文責:幸田)

2014年12月23日

苔松・苔梅市 2014

本年、初の「千両市」とは別開催となった「苔松・苔梅市」が、12月20日(土)に開催されました。

まずは、前日の荷受けの様子から...
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トラックの荷台からひとつひとつ丁寧に下ろしていきます。
苔松はまさに一品もの。台車一台一台に、松の枝ぶりが映えるように載せていきます。

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続々と入荷して、駐車場はあっという間に苔松を乗せた台車でいっぱいです。苔梅も入荷していました。

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こちらが苔。天然のものもありますが、苔が蒸すまでには長い時間が必要なため、手仕事で張られたハリ苔となっています。

松は長寿や健康を願い、梅は寒い冬を耐え百花の中で一番最初に咲く花であり、春の訪れを伝える喜びの花ともされています。これらのことから、松や梅は大変縁起のいい植物とされ、お正月には欠かせない花材のひとつです。

さて、いよいよ苔松・苔梅市の当日となりました。
今年は鉢物市が終わってからのスタート。
セリ人、お客様ともに気合いが入ります。
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セリにはこんな立派な苔松も登場!!
どんな場所に飾られ、どんなデザインに使われるのでしょうか。

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本年は、松くい虫等の被害で枯れが多く、産地では大振りな松の手配に苦労されたそうです。(年々確保が難しいそう)苔梅は、昨年より花付きの良い物が多く、安定した取り引きとなりました。

ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。

さて、これで今年の大市もすべて終了しました。クリスマスを過ぎれば、今年もあと僅か・・・。(市場の開市日もあと4日となりました)松や梅、千両を飾って、新たな年をお迎えください。少々早いですが、良いお年を...。

(文責:ユニークグローバル室)

2014年12月18日

千両市2014

年末の大市のひとつである千両市の季節となりました。一気に年末の慌ただしい雰囲気を感じます。
例年日曜日に行っていた千両市ですが、本年は生産者の方々の要望により平日に開催となり、当社では12月17日(水)の通常切花セリ後の開催となりました。

千両市の荷受けは前々日から始まります。
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トラックが到着し、荷受け中です。
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見本品を開封しています。
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一部商品です。
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馴染みのある赤だけでなく黄色、赤より艶のある紅色も入荷しています。また千両とともに縁起の良い商材である万年青も入荷しました。

セリ当日の様子です。
通常の切花セリ終了後、荷台には千両が並びます。当社社員も法被を羽織ることで切花市から一転、一気に大市らしい空気となりました。買参人様も大勢いらっしゃいました。

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千両市は9時に開始。セリ数は約2200口。
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4名のセリ人の元、次々千両が競られていきます。社員一丸となり威勢の良い声が飛び交います。その雰囲気は圧巻です。
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本年は2度の大型台風を受け、葉すれや実とび等の障害のものもあり、昨年と比べ入荷量は減少しましたが、上位等級中心の荷姿となりました。
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本年は苔松・苔梅市を別日に控えているため、30分ほどで千両市は終了しました。生産者様、ご出荷ありがとうございました。買参人様、たくさんのご来場ありがとうございました。

千両は冬の寒い時期に赤い実を豊かにつける貴重な植物で、その価値はお金(千両)に値するという意味で名付けられたそうです。その名がおめでたいこともあり、商売繁盛を連想させる縁起物として正月花に用いられます。そんな千両を飾って良い新年を迎えられることをお祈りしております。

そして最後の大市、苔松・苔梅市も宜しくお願いします。

(文責:前田(梢))

2014年12月 9日

松大市2014

【荷受編】
今年も松市の季節がやってまいりました。前々日、前日ともに快晴。きりっとした寒さに身が引き締まる思いです。
松市を過ぎると市場はいよいよ本格的に年末ムードが高まってきます。

可愛らしいクリスマスの商材から徐々にお正月を意識させる「和」の商材が豊富になってくるこの時期は、和洋折衷"よりどりみどり"様々な商材を見ることができる賑やかな時期でもあります。

それではさっそく松市の前々日から前日までの様子をレポートしてまいります。

写真は前々日の物流棟下の様子です。
声を出して等級・数を確認しながら、トラックから丁寧に手渡しで松を降ろしていきます。
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こちらは北側施設です。
ここでもやはり、ドライバーさんと弊社スタッフが元気に声を掛け合いながら作業中です。
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ずらっと並んだ松達。圧巻です!
これまでご覧いただいた若松や門松などいわゆる「すじもの」と呼ばれるものだけでなく、松市には根の付いた「根引松」の他、一本物の大型の松も多数入荷いたします。

若松とは生け花用で、苗木から3~4年が経過した状態のものを指し、門松は苗木から5年以上が経過したものを指します。まっすぐにのびた「すじもの」の松達と根引松等の松、見た目はずいぶん違いますが松の品種は同じ「黒松」という種類です。植える間隔その他成長の段階で、それぞれ大きく異なった形へと変貌をとげるそうです。

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大きくせり出した枝振りが見事ですね!
これは前述の黒松とは異なる赤松という種類の松です。通称「男松」とよばれる黒松に対し、赤松は「女松」と呼ばれます。ごつごつとした木肌が特徴的で華やかさがあります。関東では門松は黒松のもののみが出回りますが、長野県を中心とした一部地域では、門松に黒松ではなく赤松を用いるそうです。

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あとは明日のせりを待つばかり!

神様が宿るといわれる常緑樹の中でも松は「祀る」(まつる)につながることからも特に縁起物とされているそうです。生命力・不老長寿の象徴でもある「松」。

お正月にはぜひ松を飾ってよいお年をお迎えください。

(文責:中塚)


【セリ編】
12月7日(日) 松市本番の朝です。
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年に一度の大市。大田花き社員の気合いも十分です。
円陣になって最終の打ち合わせを行っています。

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セリ開始の前から続々とお客様がお見えになり、葉の色や艶など今年の松の出来を厳しいプロで吟味しています。

セリ場では揃いの半纏を羽織り、松市を盛り上げます。
さあ!いよいよセリ開始です!
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どのセリ台からも、威勢のいいかけ声が飛び交います。
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本年は、夏場の長雨や秋口の大型台風の影響で根が傷み、葉の変色が多く発生してしまいました。そのため製品率が少なく、特に若松は例年に比べ少ない入荷となりましたが、夏場の高温障害もなく立ち枯れ等の被害が少なかった根引き松は潤沢な入荷となりました。

~松あれこれ~
【門松】【若松】
「筋もの」と呼ばれる足がすっとした肩(側枝)のある松。
玄関の門松として飾られることが多いので、ご存じの方も多いはず。こちらの写真は「若松」です。
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【稚児松】
兵庫丹波産。このような松も関東で扱うようになりました。
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【からげ松】
肩がなくコンパクトな松。アレンジなどにも使いやすく、近年人気上昇中。
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【蛇の目松】
斑入りの松。緑とクリーム色の斑模様の葉が柔らかな印象の松です。和にも洋にもオススメです。    
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【根引き松】
根っこごと出荷される松です。余分な枝や葉を落としたり、すっとまっすぐ使いやすい枝になるように、何度も手を入れ丁寧に仕立てられています。
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【ナタ切り】
木の根元をナタで切った状態で出荷される松です。「根引き松」同様、余分な枝や葉を落としたり、まっすぐ使いやすい枝になるように、何度も手を入れ丁寧に仕立てられています。
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【大王松】
こちらは葉が長いタイプの品種。最近は房だけのものも人気です。
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【五葉松】
葉の短い品種。枝先に葉が5つの束に分かれて付きます。
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【三光松】
こちらも葉の短い品種。三つ又に分かれた枝先が美しい仕立てです。
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松市では、松の他にも竹やおもとなど、お正月には欠かせない花材も販売します。
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本年もたくさんのお客様にご来場頂き、誠にありがとうございました。

来週、
12月17日(水)千両市(切花セリ終了後から)
12月20日(土)苔梅・苔松市(鉢物セリ終了後から)

が行われますので、引き続きよろしくお願い致します。

(文責:ユニークグローバル室)

2014年11月25日

ツリー市

ハロウィーンが終わり、あなたの街にも徐々にクリスマスが近づいてきます。そんな風景に欠かせないのがクリスマスツリー。大田花きでは、11月21日(金)、22日(土)にツリー市が開催されました。

【ツリー市(切)編】
ツリー市(切)では、前々日に商品が運ばれてきました。
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セリにかけられるほとんどが山梨県産の商品で、小さいもので1、5メートル、大きなものになると4メートル級のものまであります。このツリーたちが飾られる光景を思い浮かべると、わくわくします。

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一つ一つにタグをつけて・・・準備は万全です!!
そして21日(金)!!セリ日当日です。

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ツリーを場内に運んで......

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セリ人はサンタクロースに変身......
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完了!!

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セリが始まる前の緊張の一瞬......

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セリがスタートしました!

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この大きさになると、3,4人で持つのがやっとです。
準備中の和やかなムードとは一転、セリが始まれば時間の勝負。セリ人も真剣に、素早くセリにかけていきます。とてつもない迫力。今年のツリー市は去年より入荷はやや少なかったものの、活気にあふれたものとなりました。

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切もののツリーは根巻きのものに比べ、鑑賞期間は短くなりますが、上手に手入れをすれば1ヶ月以上(もしかすると2ヶ月も?!)楽しむことができます。水揚げが良くなるように、足元の幹の皮を剥き、水を張ります。そして、なるべく寒いところ(屋外がベスト!)に飾れば、青々としたツリーを長く楽しむことができるそうです。皆さんが街中で見かけるクリスマスツリーは、このように市場でセリにかけられたツリーかもしれませんね。

(文責:塚田)


【ツリー市(根巻)編】

根巻ツリーは主に山梨県産で、生産者の方々がご自分で運んでいらっしゃいます。
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まずは、トラックから手渡しで荷受けを行います。かなりの重さで、大変な作業です。

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そしてトラックから降ろしたツリーを長さやボリュームごとに台車に分け、荷札を付けていきます。
大きい物だと一台車に一つしか乗せることが出来ません。

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このように綺麗に積んだツリーを品種ごとに並べます

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大きい物だと4mくらいの高さがあります。
一般的な需要は1m~1.5mですが、店舗やディスプレイなどの業務需要では2m~3mが売れ筋だそうです。

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セリでは一本ずつ売られていきます。根巻ツリーは、水持ちの良さと安定感が特徴です。

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ツリーの品種は「しらべ」「裏白」の二種類あります。しらべは葉が細かくて、柔らかく、裏白は字の通り葉の裏が白く葉が固いのが特徴です。見た目では分かりにくいですが、よく見ると違いがわかります。(左が「裏白」右が「しらべ」)

みなさんも今年は本物の天然ツリーを使ったクリスマスを過ごしてみてはいかがでしょうか。

(文責:齋藤)

ツリー市が終わったら...今年も残すところあとわずか...
大田花きでは
12日 7日(日)松大市
12月17日(水)千両大市
12月20日(土)苔松苔梅大市を開催致します。

2014年10月21日

IFEX2014

花業界、アジア最大級の花の商談展「国際フラワーEXPO」(通称:IFEX(アイフェックス))が、今年も幕張メッセにて10月15~17日まで開催されました。
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花業界に関わるありとあらゆる業種が一同に会する商談のための展示会。第11回目となる今年は、前回よりも規模が20%拡大し(なんと東京ドームの2.6倍!)、「次世代農業EXPO」「農業資材EXPO」「道工具・作業用品EXPO」「ガーデンEXPO」「フラワーEXPO」の5展合わせて約1,470社の出展があったそうです。

そんなIFEXの会場の中から「フラワーEXPO」を中心に、今回気になったものや目についたものなどをご紹介して参ります。

まずは...こちら!

◆ミラクルミスト
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 (ミラクルミスト未使用)   (ミラクルミスト使用)

昨年もご紹介しましたが、ダリア専用鮮度保持剤「ミラクルミスト」です。出展者であるクリザール様のお話によりますと、産地さんのご理解により、出荷前に使用して頂ける産地が増えてきたとのこと。今後はぜひお花屋さんでも、シュッとひと噴きご利用頂ければ、さらに花びらの劣化を防げるのでは?とのことでした。

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そして、こちらは新商品!小菊の開花促進剤です。左が未使用、右が使用。開花時の花の大きさが全然違います!小菊の可能性が拡がる画期的な商品ではないでしょうか。

続いては、こちら。長~いアイビーの登場です。

◆長尺アイビー
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こちらのアイビー。株式会社中村農園様の1.5~2mもある国産長尺アイビーです。(弊社にもご出荷頂いています。)
これだけの長さのアイビーで、品質が均一なものは入手がなかなか難しく、さすが壁面緑化用の植物を栽培されている中村農園様ならではの商品。
ポットに入っているので、そのまま苗物として使うことも出来、切って葉ものとしても使うこともOK。あるいは、土を洗って根っこごと...等々、創造力が刺激されます。

◆チャコボール
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チョコボールみたいなチャコボール。土を使わずにエコ栽培。繰り返し使用出来る優れものです。今年はバリエーションが増えて、ぶら下がり型も登場。ファレノ用の大きな鉢から、ミニサイズのまめ苔まで、どのようなサイズでも根がしっかり張って長持ち!

◆カラフルポリポット
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最近は様々なサイズ、形、色のポリポットがありますが、きれいにディスプレイされていてとても目を惹きました。27色そろっています。

◆植物乾燥機
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どうしても気になってしまった一品。本年初出展の乾燥機。元々は、果物や野菜の乾燥からスタートし、エディブルフラワーに進出!業務用サイズの他に小さめのサイズがあるのですが、家庭でも購入できるような価格が魅力的。

では、最後に一挙にまとめてご紹介!

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新品種紹介コーナーにあったシクラメン"ローゼスピンクバイカラー"(出展:(株)エム・アンド・ビー・フローラ様)
八重でモコモコふわふわした感じがアンゴラウサギを想像させます。

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寄せ植えの世界にギャザリングという新しいスタイルが登場。(出展:秋田緑花農園様)
通常の寄せ植えより、もっと細かく苗を分けて、ひとつひとつ小さなブーケを作るように植物を寄せて作り上げていきます。こちらの葉ぼたんは、ギャザリングしやすいよう小さめに栽培された商品。

他にもご紹介したい商品や産地様もいらっしゃるのですが、それはまた次回のお楽しみに。

~来年こそは!IFEXへ~ とお考えの皆様は、ぜひ2日・3日間のご来場をおすすめします。
半日ではEXPOひとつ見るのがやっとです...。

(文責:ユニークグローバル室)

2014年10月 7日

第18回かぼちゃ大市

【荷受編】
ハロウィンの季節になると必ず見かけるかぼちゃ。
一般的には食用のイメージがありますが、装飾用で使われるかぼちゃは花市場で取り扱っています。

ハロウィンというと海外で盛んなイメージがありますが、近年日本でも、六本木や川崎などで海外に負けず劣らず盛大なパーティーやイベントが行われ、仮装をした人々が夜になると町中にあふれます。

そんなハロウィンを盛り上げるかぼちゃがどのようにお花屋さんへ届けられるのか?をご紹介します。
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トラックの荷台の中。ひとつひとつ傷つかないように、丁寧に毛布や布に包まれて運ばれてきます。
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私にとっては初となるかぼちゃ大市の荷受だったので、どんなかぼちゃが来るのか楽しみな反面、自分の力で持ち上げることができるのか?不安もありました。

今年は
北海道 月形農協様、北空知広域連様、和寒町様、
福島県 渡辺光男様、遠藤和男様
千葉県 高塚昭弘様
のかぼちゃが入荷しました。

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高塚様、渡辺様のかぼちゃなどは大人三人がかりでも持ち上げることができなかったためフォークリフトでの荷受になりました。
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小さいかぼちゃもゴロゴロ。。。形も大きさも様々なかぼちゃたち
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箱入りのものは、模様や形もハロウィン仕様になっており、気分もグッとハロウィンモードへ。

自分が荷受けしたかぼちゃたちがどのように装飾され、ハロウィンを盛り上げてくれるのか、楽しみが増えたかぼちゃ荷受けでした。

(文責:石井)


【セリ編】
夏の暑さも落ち着き、いよいよ秋が近づいてきました。
秋の大きなイベントといえば、10月31日に行われるハロウィンですね。そろそろ、街中でガイコツやおばけ、仮装用の衣装を見かけることが多くなってきたのではないでしょうか。

大田花きでは、かぼちゃ大市が毎年開催されています。毎回、社員が工夫を凝らした仮装や飾り付けをして盛り上げています。18回目の開催となった今回はどのような様子だったのかレポートさせていただきます。

まずは、場内の装飾から
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大市が行われるA・Bレーンの上にはハロウィン風の飾り付けがされていました。おばけやかぼちゃの装飾がとても可愛いらしい!

実は、せり台だけではなくお花屋さんの方たちが使うカードリーダーもハロウィン風にアレンジされていました。
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では、実際のせりの様子をお伝えしていきます。
かぼちゃ大市の見所といえば、大小色形様々なかぼちゃと毎年恒例のせり人の仮装です。今年は大ブレイクしたあの「だめよ~!だめだめ!」で有名な女性芸人の仮装をしたせり人が登場し、ハロウィンらしい「カーニバル!」といった掛け声を上げ、せりを盛り上げました。
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JA北空知広域連の職員の皆さんも、仮装して一緒に盛り上げて下さいました。
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今年、せりにかけられたかぼちゃたちはこちら!
このような手のひらに乗せられるかわいいサイズの小さいかぼちゃから、
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男性二人でも持つのが大変な特大サイズのかぼちゃまで!
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普段目にすることが少ない珍しい様々なかぼちゃがせり台に次々と現れては、お花屋さんにせり落とされ、今年のかぼちゃ大市も大盛況で終えることができました。

ハロウィンでは、かぼちゃに怖い顔をつけて家の門に飾ると、おばけを怖がらせて追い払ってくれる魔よけの効果もあるそうです。皆様もぜひ、悪いおばけに邪魔されないようにかぼちゃを飾ってハロウィンをお楽しみください!

(文責 黒澤)

2014年9月11日

敬老の日

おじいちゃん、おばあちゃんに感謝の気持ちを!
9月の第3月曜日は国民の祝日、敬老の日です。
今年は9月15日が敬老の日です。

【敬老の日とは】
日本起源・日本独自の祝日です。「長きに渡り社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う。」とともに「若年者が高齢者の福祉に関心を深める機会になるように。」との願いが込められています。

【敬老の日のはじまり】
1954年頃より兵庫県多可郡野間谷村で9月15日を「としよりの日」と定め、老人を敬う日として浸透していたことをきっかけに、村から兵庫県全域での実施を経て全国へと広まったと言われています。

敬老の日の贈り物には、お菓子やお酒・日用品から、旅行や食事といった思い出としての贈り物など様々です。そんな中でも、お花の贈り物は根強い人気があります。身近に住んでいらっしゃる方々はもちろん、離れて暮らすおじいちゃんおばあちゃんにお花を贈ってみるのはいかがでしょうか。

【敬老の日ラインナップ】
弊社事務所前に、敬老の日おすすめ商材をご案内しておりますので、こちらでもご紹介したいと思います。

【ラン鉢】
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敬老の日仕様にメッセージカードつきです。

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コケ玉にのった胡蝶蘭です。とても癒されます。

花持ちの良さと、お手入れの簡単さで人気の胡蝶蘭。お祝い事など様々なシーンで用いられています。胡蝶蘭の花言葉は「幸福の飛来」です。まさに贈り物にぴったりですね。

【観葉鉢・小】
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こちらも同じくメッセージつきです。

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サボテンが1列に並んでいる、とっても可愛い商品です。

【観葉鉢・大】
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お部屋を一気に華やかにする、大きな観葉植物です。

敬老の日は、感謝の気持ちを示せる素敵な機会です。
是非これを機に、大切な方々へお花を贈ってみるのはいかがでしょうか。

( 文責:大西(瑞) )

2014年9月 4日

9月9日は、重陽の節句!!

重陽(ちょうよう)の節句とは?
重陽の節句は、菊に不老長寿を願う五節句のうちの一つです。

旧暦の9月は、現在の暦では10月にあたり、ちょうど菊が美しく咲く季節であることから、「菊の節句」とも言われています。古代中国の陰陽思想では奇数は縁起の良い陽数とされ、最大の陽数である九が重なる日を大変めでたい日としていました。その考えが奈良時代に日本へ渡ったと言われています。

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「岩の白扇」            「紅の喜」

重陽の節句の楽しみ方
現代ではあまり知られていませんが、平安時代初期には貴族の宮中行事として菊を眺めながら宴を催したり、菊を歌った和歌を競ったり、現代で言う品評会のように菊の美しさを競う行事が催されていました。

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また、菊を浸した菊酒を飲み交わしたり、8日の晩に菊に綿を被せ、翌朝、朝露で湿った菊の香りが付いた綿で身体を拭くことにより、健康・長寿を祈っていたそうです。
その他にも、湯船に菊を浮かべた「菊湯」に入ったり、菊を詰めた「菊枕」で眠って邪気を払うしきたりもあったようです!

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ロサーノオレンジ         アナスタシアグリーン

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ピアニッシモ           ボンビーニイエロー

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アナスタシアスターミント     プリティーリオ

重陽の節句 ~豆知識!~
食用菊は、観賞用に比べ苦みが少なく、皆さんもご存じの通り、お浸しやお吸い物に良く合いますよね。また、よくお刺身につまとして添えられますが、これは菊の持つ抗菌作用で食中毒を防ぐ役割もあるそうです!

庶民の間では重陽の節句を「お九日(くんち)」と呼び親しまれ、秋の収穫祭とも重なっていた為、菊はもちろんのこと、栗ごはんや秋茄子など秋の食材を使い祝うようになりました。
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栗と言えば、高知の黒潮町馬荷地区にしか自生しないと云われる貴重な栗「七立(ななだて)栗」があります。青々としていてとても綺麗ですね。

節目である"重陽の節句"菊や栗の香りとともに少し早い秋の季節を感じてみてはいかがでしょうか。

(文責:六浦)

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