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2014年4月 8日

平成26年度 新入社員 せり場挨拶

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2014年4月、今年度も当社に元気な10名の新人が入社いたしました!!

4日(金)のセリ前、大勢のお客様にご挨拶いたしました。
とても緊張していたようですが、「よろしくお願いします!!」と元気な声で挨拶をし、多くの温かな拍手をいただきました。ありがとうございます!!

スタート地点に立ったばかりの10名ですが、一日も早く皆様のお役に立てますよう、多くのことを学び成長してまいりますので、ご指導の程、宜しくお願いいたします。

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(文責:ユニークグローバル室)

2014年3月18日

春のお彼岸・春の花

今年も3月に入り、お彼岸の時期になりましたね。
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この時期は、年末・9月のお彼岸と並んで1年を通して最も市場内に多くの切り花が集まる時期です。通常期の1日の入荷量が約40,000c/sに対して、この時期は70,000c/s以上となっております。

お彼岸にはお墓参りを行う風習がありますが、皆様なぜお彼岸にお墓参りを行うか知っていますか?
春分と秋分は太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになる日ですが、お彼岸にお墓参りに行く風習は、この太陽に関係しているのだそうです。仏教では、生死の海を渡って到達する悟りの世界を彼岸といい、その反対側の私たちがいる迷いや煩悩に満ちた世界を此岸(しがん)といいます。そして、彼岸は西に、此岸は東にあるとされており、太陽が真東から昇って真西に沈む秋分と春分は、彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考え、先祖供養をするようになったそうです。

つまり、お彼岸と言えばお墓参り、お墓参りと言えば仏花、ということですね!
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代表的な仏花のイメージ写真。赤・黄・白がスタンダードな色合わせ。

そこで今回は春のお彼岸にオススメの花材をご紹介致します。

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【キク】
キクは仏花に欠かせない花材の1つです。
輪ギク・スプレーギク・コギク・ピンポンなど種類も多く形や色も豊富です。最近ではおしゃれな洋菊も増え、アレンジメントにもオススメです。

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【ストック】
春の景色を彩る花のひとつです。
年末や3月に多く流通することから、春のお彼岸にオススメです。基本はスタンダードタイプですが、最近ではスプレータイプも増え、切り分けてブーケに使用するのもオススメです。

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【キンセンカ】
花を金色の杯に見立てて付けられた名前だそうです。
この時期に多く流通することから、お彼岸の仏花にオススメです。切り傷ややけどに効くハーブとしても古くから親しまれています。

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【スターチス】
出回り時期は周年ですが、仏花にもよく使用されます。
白、青紫、ピンク、黄など色が豊富ですが、仏花には青紫がオススメです。

皆様、家族でお墓参りに行く際には是非これらのお花や仏花を供えてみてはいかがでしょうか。

また、この時期は卒業シーズンでもあり、町を歩いていると花束を持った中学生や高校生を良く目にすることでしょう。そこで卒業シーズンにオススメの "春の花" も少しご紹介させて頂きます。

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【チューリップ】
春を代表する花としてとても人気があります。
品種数が多いのも特徴のひとつです。

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【スイートピー】
透明感のある花色、ひらひらと軽やかな花びらが特徴です。
「門出」「思い出」などの花言葉から、春の門出を祝う花束やアレンジメントにオススメです。

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【フリージア】
細くてしなやかな茎の先に、可憐な花を連ねる球根花です。
送別の花束には、思い出に残るフリージアのフルーティな芳香がオススメです。

他にも春のオススメの花材はたくさんあります。
3月はお花を使う機会が多い時期です。皆様も是非、花屋さんに足を運んでこれらのお花をお求めになってはいかがでしょうか。

(文責:夏梅)

2014年3月13日

ホワイトデー

ホワイトデーとは、一般的にバレンタインデーにチョコレートをもらった男性が、そのお返しとしてプレゼントを女性へ贈る日。知らない人も多いと思いますが、実はこの習慣は日本で生まれました。
現在、中国・台湾・韓国など一部の東アジアでも定着していますが、この習慣はアジアだけのもの。欧米ではこういった習慣はまったく見られません。

さて、花業界では「ホワイトデーにカラーを贈ろう!」ということで、切花の白いカラーをお返しに贈ろうという取組みを行っています。毎年恒例となりました、千葉・愛知・熊本3県合同のPRが今年も行われ、せり前に各産地様から挨拶をして頂き、中央通路にはカラーを展示しました。
詳しくは、こちらをご覧下さい。

さて、「ホワイトデーにカラーを贈ろう!」ということですが、
カラーの花言葉は『乙女のしとやかさ』。まさに女性へのお返し、ホワイトデーにぴったりです。
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また、花色によっても花言葉が変わります。
 白:『愛情・乙女の清らかさ』
 ピンク:『情熱家』
 黄:『壮大なる美』
花言葉に思いをのせて、お返しにカラーを贈ってみてはいかがでしょうか。切花でも鉢物でも白・ピンク・黄色と各色そろっています。

カラーに続き、今の時期にぴったり、ホワイトデーのホワイトにかけた白色の花と言ったら、『スズラン』
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小さくて可愛らしい姿は、女性に大変喜ばれます。
こちらも切花、鉢物ともに入荷しています。
ちなみにスズランの花言葉は『幸福が帰る、幸福の再来』
誰に送っても喜ばれる、すてきな花言葉です。

最後に、ホワイトデーにぴったりのハートモチーフを入荷の中から見つけましたので、ご紹介させて頂きます。

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『ハート型のスリーブ』
一見するとピンクのレースの模様がついたスリーブ。かと思いきや、正面から見るとハートに包まれているように見えるんです。

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『ハート型のピック』
ハート型のピックとハート型のカード。カードにはWhite dayと書いてあり、まさにお返しにぴったり。とても可愛らしい組み合わせです。

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『ハート型のラベル』
お花の中にハートのラベルがうまっていて、とても可愛いらしくなっています。

フラワーバレンタインも徐々に浸透してきましたが、女性としては、ホワイトデーのお返しが花であふれる日が来るといいなと思います。

文責:村田(侑)

2014年3月 6日

3月8日は"ミモザの日"

今からちょうど110年前の1904年3月8日、ニューヨークで女性労働者が婦人参政権を要求してデモを起こしました。このことから、3月8日は「女性の政治的自由と平等のためにたたかう」記念の日となり、1975年の3月8日以降、国連がこの日を"国際婦人デー"と定めました。

イタリアでは3月8日は"Festa Della Donna(フェスタ・デラ・ドンナ=女性の日)"と言われ、男性から女性へミモザの花を贈ることから"ミモザの日"とも呼ばれます。愛する女性はもちろん、お母さんやおばあちゃん、職場の女性にまで、日頃の感謝の気持ちを込めてミモザの花をプレゼント!イタリアの街中はミモザの黄色で溢れるのだそうです。

ミモザはマメ科アカシア属の一種でオーストラリア原産。フサアカシアとも呼ばれ、よく似たものにギンヨウアカシアがあります。大田花きでは「ミモザアカシア」や「銀葉アカシア」という品種名で取り扱っています。細かい違いはあるようですが、産地によって出荷名が異なります。
 
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↑こちらが静岡県とぴあ浜松様の「ミモザアカシア」

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↑こちらが静岡県みっかび農協様の「銀葉アカシア」
若干、葉が銀色がかっている感じでしたが、正直、私の目には違いがわかりませんでした;

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仲卸さんでも見かけました。鮮やかな黄色が目を引きます!

今年は降雪による枝折れや寒気の影響を受けることもありましたが、暖かい晴れ間もありましたので比較的前進傾向との事。梅→桃→桜とピンクが続く春の枝ものですが、ここで黄色のミモザを挟むのも良さそうですね。

ちなみに、この3月8日、ベトナムではバラ、ロシアではチューリップを贈ることが多く、中国では女性は仕事が半日休みなるそうです。日本ではあまりメジャーではない記念日ですが、皆様に知っていただけると幸いです。

もちろん、女性へ"ミモザ"のプレゼントもお忘れなく♪

(文責:島田(佳))

2014年3月 2日

桃の節句

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五節句のうちのひとつ
もともとは、中国から伝わった暦上の節目の日で、奇数が重なる日に邪気を祓う行事が行なわれていました。これを五節句と呼びます。
年間の節目となる日を節日(せちにち)と言い1月7日の人日(じんじつ)、3月3日の上巳(じょうし)、5月5日の端午、7月7日の七夕、9月9日の重陽(ちょうよう)などがあります。3月3日の上巳の節句は、昔、宮中で曲水の宴が行なわれた日です

お雛様の由来
室町時代、紙で作った人形〔ひとがた〕で体をなでて穢れを移し、川海に流すことで無病息災を祈った「流し雛」という風習と、貴族階級の人形遊びとが結びつき、江戸時代頃庶民の間にも広まったといわれています。

なぜ桃の花を飾るの?
旧暦で3月が桃の花が咲く季節であること、また、邪気を祓い長寿をもたらす霊木とされていたことから縁起物として桃を飾る習慣ができあがりました。さらに、桃はたくさんの実をつけることから子宝に恵まれるということも、古来より雛祭りに桃の花が欠かせない理由の一つであるとか。

雛祭りに飾るものの定番といえば菱餅♪
菱餅のピンク、白、緑の3色は白が象徴する雪が溶けて、大地から草(緑)が生え、桃の花(ピンク)が咲く事象を表現したものといわれています。
また、菱餅の形は心臓を表し、ピンクは「魔除け」、白は「清浄」「清純」、緑は「邪気祓い」の意味を持つことから女児の健康を祈る意味もあるようです。
桃の節句は子の健やかな成長を願う親心が随所にちりばめられた行事なのですね!

大田花きにはこの時期、福島、茨城、群馬、埼玉、神奈川、香川、高知など様々な産地様より桃の花をご出荷頂いております。色も定番のピンクから白・紅白など。また、桃の花と併せて飾りたいのが菜の花。お雛様の飾りとしてだけでなく、まさに春の訪れを感じられるお花として、気持ちが弾むこと間違いなしです!!

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ピンク・白・紅白もあります♪

桃の節句について、「産地ウンチク探検隊」でもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

(文責:中塚)

2014年2月25日

世界らん展

今回は2月15日(土)~2月23日(日)に東京ドームで行われた世界らん展日本大賞2014についてご紹介したいと思います。

世界蘭展日本大賞は洋蘭・東洋蘭・日本蘭や蘭の原種・希少品種などを一堂に集め展示や審査を行っており、1991年から今年で24回目を数える世界的にも大きな蘭の一大イベントです。また、生産者や園芸愛好家による作品の出展・審査も行われていて、審査では「個別審査部門」「フレグランス部門」「ディスプレイ審査部門」と部門ごとに展示が行われており「個別審査部門」から日本大賞が選出されます。
 
今回は胡蝶蘭をメインに「都会の真中の楽園」をテーマとした数多くの作品展示が行われていました。
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いざ!会場へ!!
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場内に入るとすぐにオンシジュームや胡蝶蘭、エピデンドラムを使ったオーキッドツリーがお出迎え!!

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今年の日本大賞
エピデンドラム「マウント イイズナ」

高さ1M40、7000輪以上の花が付いています。
エクアドル高地に生息する品種で、日本国内でここまでの大きさに育てるのは非常に難しいとのことで生産者様のご苦労が伺えます。
大賞とだけあって周りは人・人・人で撮影も一苦労・・・

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他にも部門や種ごとに出展者自慢のランが並んでいました。

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こちらは特別展示のギガンテアです。
胡蝶蘭の中で最大の葉を持つ品種で、
Elephant ears orchid(象の耳)とも呼ばれる希少種です。

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こちらも特別展示!
遺伝子組み換えにより誕生した青い胡蝶蘭です!!
カメラの性能か、私の腕が無いのか中々うまく撮れませんでしたがガラスケースの中から神秘的な雰囲気を放っています。

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デザイナー、一般の方のアレンジやディスプレイ展示は迫力あるものが多く、個性溢れる作品が並んでいました。

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会場内には国内外から約120の花卉関連の企業が集まりランの鉢物や切花の物販が行われていて、花を実際に手に取りながら皆真剣に選んでおり大盛況でした。

花を買って行くのはツアーで訪れた団体の方々も多く、注目度の高いイベントだと感じました。また、趣味でランを栽培されている方向けの相談コーナーや、アレンジ作品作りの出来る体験コーナーなど一般の方も楽しめるプログラムもあり、今回はランという一つの枠に絞られながら、様々な姿・形で訪れる人々を魅了していて、ランが持つ魅力を再確認できるイベントでした。

(文責:中島(敬))

2014年2月22日

フラワーバレンタイン ~後編~

今年の2月14日は雪の降るホワイトバレンタインになりましたが、女性の皆様は無事、チョコレートを渡せたでしょうか??
そして男性の皆様は女性へ花贈り出来たでしょうか??

後半は素敵なフラワーバレンタインの様子をご紹介したいと思います♪♪
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↑青山フラワーマーケット横浜ジョイナス店様へお邪魔してきました。

赤・ピンクを基調として、ハートのバルーンや看板でフラワーバレンタイン一色!!思わず立ち止まって見ている女性の方も多く見かけました。
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こんなにかわいい花をもらったら、嬉しすぎますね♪
実際、女性の84%は花をもらうと「相手を好きになる」
「見直す」「嬉しい」と感じるようです。
(詳細はこちら

2010年より発足されたフラワーバレンタイン推進委員会。
その会長をつとめるのが青山フラワーマーケットを展開する
株式会社パークコーポレーションの井上代表取締役です。
http://www.flower-valentine.com/
花贈りに関するインタビューなど情報満載です!

さて、そんな嬉しいような恥ずかしいような一日ですが大田花きでもフラワーバレンタイン、花贈りをしてくれる方が!!
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バラとアイビーをいただきました☆
女子一同大喜びです!!

皆様もきっと素敵なバレンタインを過ごされたことと思います。
チョコレートと一緒に、花があったらより一層素敵な日になること間違いなしです。
今年、花贈りしたひとも、勇気が出なかった人も、
ぜひ、来年はフラワーバレンタイン・花贈りしてみてくださいね!!

(文責:岩田)

2014年2月13日

フラワーバレンタイン ~前編~

2月に入り寒さも一段と厳しくなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?先週末は東京でも大雪となり、まさに冬真っ盛りといった感じです。
さて、2月の一大イベントといえば、ご存じバレンタインデーですね!一般的に日本では「女性が意中の男性にチョコレートと一緒に気持ちを伝えるイベント」と思われがちですが、欧米では、男女ともに親しい人や恋人に花やメッセージカードを贈る習慣なんだそうです。
私たちもフラワーバレンタインと銘を打ち、業界を挙げてイベントに取り組んでいます。まずはその内容を少しだけご紹介します。

〇フラワーバレンタインとは
本来のバレンタインデーの姿である「男女がお互いにLOVEを伝えあう」という美しく温かいコミュニケーションを、花き業界がフラワーバレンタインギフトを通じてお手伝いする一大イベントです。ターゲットは主に20~40代の男性。女性が男性にチョコを贈るように、男性が少し勇気を出して女性に花を贈ってくれたら・・・。そう、今まで受け身でしかいられなかった男性の心強い味方となるべく、私たちは立ち上がったのです!!

詳しくは...http://www.flower-valentine.com/

〇おすすめの花
しかし、突然花といわれても、どれが良いのか分からない方も多いかと思います。そんな皆様のために、ここではフラワーバレンタインにピッタリな花をご紹介します!

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【バラ】
贈る花としてはまさに王道。情熱的な赤も良いですが、柔らかな印象のピンクやクリーム色もバレンタインにはピッタリです。
花言葉は「愛」「情熱」「私はあなたにふさわしい」等

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【チューリップ】
春の花の代表格。花びらの形や咲き方が多彩で、多くの種類があります。
花言葉は「思いやり」「愛の告白」「永遠の愛情」

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【スイートピー】
甘い香りを放つことからその名が付きました。
多彩な色合いと華やかな芳香が特徴です。
花言葉は「ほのかな喜び」「門出」

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【ラナンキュラス】
丸く柔らかな花びらが幾重にも重なり、優しい雰囲気を醸し出してくれます。
花言葉は「魅力的」「光輝を放つ」

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【ガーベラ】
女性に大変人気のある花です。色・形と様々な種類があるので、贈る相手の好みに合わせて選ぶことができます。
花言葉は「神秘」「希望」「前進」


〇鉢物

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小さめの寄せ植えや、ハートの形をした可愛らしい観葉植物など、手頃な大きさのものが取り揃えられています。

色々な花があり目移りしてしまいますが、何より大事なのは気持ちです。たとえ一輪でも、あなたが一生懸命選んだ花ならきっと喜んでくれるハズ!
今年もチ○ルチョコ1粒だったらどうしよう、とか思っているそこの貴男!(いえ、1粒でも貰えれば嬉しいんですが・・・)、毎年毎年チョコを贈ることにマンネリ気味なそこの貴女も!
今年は大切な人へ花を贈ってみては如何でしょうか?ひと味ちがうバレンタインデーを過ごすことができるかもしれませんよ?!

(文責:森谷)

2014年2月 9日

関東東海花の展覧会

1月31日(金)、関東東海地域で育てられた各生産者自慢の切花、鉢花が集う関東東海花の展覧会へ行って参りました。
池袋サンシャインで行われたこの展覧会は今年で63回目を迎え、関東東海地域の1都11県と花のデザイン団体や種苗といった花き関係6団体が主催し、国内最大規模の花のイベントと言われています。

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会場へ向かう途中も展覧会の案内が華やか。気分が高まります。

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会場に到着!

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早速会場に入ると今回中心となって運営している愛知県の特別展示が広がっています。花で県が形作られています。

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進んでいくと、ペガサスとあふれんばかりの花のじゅうたん!すばらしい白菊の品種「神馬」を生産するトップ産地であることを思わせます。

続いて各生産者の切花、鉢物がずらりと並んだ品評会コーナーへ。
各品目ごとに花本来の美しさだけで競われています。特に優秀だと見極められたものには金賞、銀賞、銅賞のラベルが。

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バラの品種ではサムライ08だけでもこんなに!どれも輪が大きく、茎も太い。来場者の皆さんもじっくり見ながら「金と銀はどう違うんだろう?」「バランスが若干良い気がするね」など会話しながら興味深く、写真も撮られていました。

展示としては菊、バラ、カーネーション、洋ラン、ユリ中心の球根切花、その他の一般切花。洋ラン、観葉植物、花苗、シクラメンなどの一般鉢物。枝物に分かれており、それぞれ気合の入った立派なものばかりです。
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枝物も品評会になると、市場への出荷形態と違って、1枚の盾のように整列されています。着物の展示さながらの華やかさ!?

「お花きれいね」と言う子供連れのお母さん、「私、パンジー集めているのよね」と言う園芸愛好家の奥様、無言で写真を撮り続ける男性、「新しい品種だな」と話し合うプロの方たち、、、いろんな方が見入っていました。

続いて濃いピンクがひときわ目立つフラワーバレンタインのコーナー。
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全体的にコンパクトなものが多いようです。バレンタインチョコに見立てたサボテンのセットなど飾り付けに手が込んでいます。ますますフラワーバレンタインが広がっていってほしいです。

他のコーナーではこんなものも!
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座布団に座ったパンジー!屋内へ進出!?

また、花のデザイン団体JFTD・NFD様による装飾展示も賑わっています.。
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緻密な作品ばかりで皆さん近くで見入っています。花材は特に小花が多く見受けられます。リューココリネ、ミディコチョウラン、パンジー、ゼンマイなどなど、、、。ブローチの作品も。
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近くで見ないとどこが花なのは瞬間には分かりません。

外国人の方もいらして作品の細工の細かさには驚きの様子でした。特にこちら。オールねじり。
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創造の無限さ、楽しさを味わえること間違いなしです。

今回全体を通して、トップクラスの品質の花が集まり、見たことのない新品種や珍しい品種もあり、高度な技を駆使したフラワーアレンジもあり、見ごたえは素晴らしいものでした。また品評して比較できるところが、見る側の興味を高めてくれます。一般の方はもちろんのこと、マニアの方、プロの方も満足できる内容となっており、花の奥深さを改めて感じさせてくれるすばらしい展覧会でした。

(文責:楞野)

2013年12月26日

大門松

お正月になると、デパートやお店の前などで見かける大きな門松。そんな門松も、実は花市場で扱っている商品のひとつです。クリスマス前から荷受けが始まり(花業界ではクリスマスとお正月が同時進行でやってきます)、大門松を見ると『いよいよ年の瀬だな~』と感じる年末恒例のビッグイベントです。

その大門松の荷受け~納品までの様子を、門松豆知識を紹介しながらレポートします♪

門松を積んだトラックが到着しました!
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産地さんより運ばれてきた門松を慎重に丁寧に、トラックから下ろします。

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門松の底を使って、クルクルッと回しながら移動させます。そうすることにより、竹や松を傷つけたり、落として割ってしまうことを防いでいます。手馴れた手付きで荷受しています。(汗だくです!)

門松にはきちんと対になるようにひとつひとつに番号が振ってあり、荷受の際にはちゃんと番号が合っているか、確認しながら作業を進めます。
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↑同じ番号同士が対(ペア)です!

2日掛かりで荷受けするのですが、小さいものから大きいものまで、倉庫の中は門松でいっぱいになっていきます。
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↑中にはこ~んなに大きいものも!8尺クラス(約2.4m)

さらに対の番号を確認しながら、荷札付けです。荷札には、お客様の番号(買参人番号と言います)を印字したシールが貼られており、注文どおりに荷札を門松につけていきます。

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これは取れにくく、取り外し易い荷札のつけ方。引っ張っても外れません!市場人だった大大大先輩から教えて頂いた荷札のつけ方です。門松を見ると、入社間もない頃、荷札のつけ方ひとつ、荷の扱い方、門松に関する知識などなど....色々教えて頂いたことを思い出します。そんな昔話をしながら、作業はどんどん進んでいきます。

次は、お飾りをそれぞれの商品に付けていきます。竹が傷つかないように、慎重に。
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さて、その門松の置き方をご存知でしょうか?
門松はこのように竹の長さが高・中・低の3本で組んであり、左右対称で対となっています。実はその置き方には2種類あり、それぞれ意味が込められています。
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このような置き方を、内飾りあるいは内こぼれと言います。
よく見ると竹の配置が "人" "入(る)" となっていますね。『福の神であるお客様を招き入れる』という意味があり、商店やお店などによく用いられる置き方だそうです。

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こちらはその反対で外飾りあるいは外こぼれと言われる置き方です。内側の悪いものや災いを外に追い払うという意味があり、一般のご家庭でよく飾られる置き方です。

荷受け~荷札付けが終われば、ほぼ完了。あとは、お客様の元に納品されるのを待つだけです。
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この門松たちは渋谷区(広尾近辺)のお宅に納品されるそう。こんな立派な門松を飾れるなんて、さぞや立派なお宅なのでしょう~☆

☆2013 門松コレクション!☆
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笑ってます!笑う門には福来る!

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寸胴という竹を削いでいない門松です。

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こちらはひとり大笑いしています。

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荷主さんによって胴の巻き方も違います。
左の門松は下から七巻き・五巻き・三巻きと『七・五・三』になっています。

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↑両方とも同じ門松のはずですが...↑

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重ーい門松も楽々すいすいです。

門松は新年を迎えるにあたり、その年の歳神様をお迎えする大切な拠り代です。日本の伝統文化のひとつであるお正月。門松を飾って、歳神様を『お・も・て・な・し』 皆様、良いお年をお迎え下さいませ♪

(島田)

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