千両に続いて、苔松・苔梅のセリです。
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今年の苔松は、昨年に比べ大きい物を中心に夏場の猛暑の影響で入荷量が減少。厳選品に関しては例年よりやや単価高で推移しましたが、手頃なサイズについては昨年並みの単価で取引されました。
苔梅は、生産者の増加に伴い、多様なラインナップとなりました。
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今年も、生産者様が、応援に来てくださいました。 ↑中にはこんな巨木も!
苔松は、全て1点もの!!
大きさも容姿も様々な松が、次々とセリにかかります。
これだけで飾っても絵になりそうですが、活ける人の想像力を刺激するような素敵な枝ぶりです。
苔松・苔梅とは、その名前の通り苔のついた松・梅のことです。
苔は長い歳月をかけて付着します。
そこに「その年を健康に過ごし、長生きすることを待つ(松)」という願いや、
久しく続く子孫の繁栄を願う想いを込め、正月の縁起物として飾られるようになったようです。
しかし、苔が生すには長い時間がかかる上に、日当たりのよい場所を好む松が、
苔の生える環境で生育することは稀で、見つけることも、栽培することも困難だそうです。
よって、出荷物のほとんどがハリ苔です。
それでも、古からの日本人の想いは受け継がれているのです。
苔梅は、乾燥した古木がほとんどですが、
生木で、蕾が膨らんでいる枝もあります。
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