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2005年3月 7日

営業力強化の必要性

  大田花きでは役員室が事務所の大部屋とは別室にある。但し、兼務役員は事務所の大部屋と役員室に机を持つ。

 さて、暫くの間小生は営業勤務時間帯で仕事をしていなかったので、来期の成果目標を確認する意味もあり一週間ほど営業と同じ勤務時間で事務所内で執務をした。

 つくづく仕事というのはいかなる仕事でも実際にやってみないとわからないものだと実感した。かつてやっていたことがある仕事でも、今実際にやってみるとその難易度や気構えが変わっていたりするものだ。であるから、かなり先週一週間は勉強になった。仕事がよく見えただけではなく、仕事によって磨かれた能力や人格をも見てとれた。なるほど20歳代に量をこなしてきた者は30歳そこそこというのによく仕事が出来る。できる上司は若い部下に徹底的に仕事をさせている。殆ど家に寝に帰っているだけでは?という者も何人もいるが、彼らは性格的に面白味がないかといえば、一番人間味があって生き生きとしている。中には真面目むっつりの者もいるが、実績を見たら百発百中勝ちばかりだ。

 大田花きはロジスティック会社だと自らを規定しているが、ロジスティックは言うなれば野球のようなもので監督の采配が7、個人の技量が2、運が1なので、特にラインのリーダーの人選には気を遣っている。一方、営業はサッカーのようで、監督の采配が6、プレイヤーの技量が3、運が1だと思う。しかし当社の営業を見ていると、少し個人の力に頼りすぎている。これでは営業力強化が要望されるこの先2010年までの間に競り負ける可能性がある。少し負けて、その負けが続くと個人間に伝染してムードが悪くなる可能性がある。例えば今年の1・2月のようなときだ。だから小生は大部屋に営業部員の働きを見に行ったのだが、やはり本部長をはじめライン長の組織力が出来ていないと最終的な勝利を手にすることはできない。

 新年度に向け、既に昨年10月に人事体制を敷いているから、あとはリーダーシップのある者がトップダウンの形で目標を落としていけばよい。その過程で議論や説得で新しい方針が一人ひとりの心の中に明確になっていく。それを今週中には終えていることだろう。

 現在大田花きでは営業に改善・改革の気運が盛り上がってきている。多分思いの外早いうちに営業力が何割か強くなっていることと思う。楽しみである。

投稿者 磯村信夫 : 2005年3月 7日 18:42

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