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2006年1月 5日

企画提案力が決め手--花き業界の利益の源泉

新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

昨年の止市と今年の初市挨拶で小生は買参人に訴えた。国内生産が減少していることが花き業界の誰にも解った。大田市場でも、11月12月と切花鉢物とも前年を下回っており、農林水産省の統計では出ていないが、市場協会の統計から類推すると、2002年を境に国内生産は減り始めているようだ。国内生産を再度活発化するためには、我々卸売会社も「提案する産地」になってもらうように一緒になって努力していく必要がある。だから花き業界のアンカーとして消費者に日々接している小売店の方からアドバイスやアイディアを頂きたいと訴えた。

 国内生産が減少した最大の理由は、企画力に富が移るようになったためだ。卸も仲卸も小売店も昨年と同じ提案企画をしていたのでは、売上は横這いどころか下がってしまう。だから花き業界の人は種苗会社を見習い提案力や開発力に磨きをかけよう。卸は、産地と一緒になって買い手に新しい提案をすることに国内生産が活況になっていくポイントがある。卸の持ち味は先見性と思いきりにあるからだ。生産地はもはや品種の更新だけでは不十分だ。私たち花き業界人は物販50、作業サービス50でお取引先に喜んでもらい生存しているのだから。

投稿者 磯村信夫 : 2006年1月 5日 16:41

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