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2007年2月19日

東京マラソンで花プレゼント

伊豆太陽農協からいただいた大田市場の河津桜は見頃を迎えている。流通センターのところにある雪柳も早々と咲き始めてきた。なんと早いことだろう。今日の市場の荷姿を見ているとすっかり3月のお節句後の荷姿だ。春の草花が多く、季節の先取りでうれしいところだが、消費者はひなまつり用の桃を欲しがっているからちょっと需給のミスマッチがある。

さて昨日は東京マラソンであった。都内の花の関係者で作る東京都花き振興協議会という組織がある。5つの中央卸売市場花き部に多摩地域を加え、そこを利用する小売店・仲卸・卸が集まって会を構成している。生産者は参加していないが、まさに東京都内花関係者が一本化した組織である。この組織は花き業界のアンカーである小売店から会長が選出される。今期は葛西市場花き部から選出された天田会長が急逝されたので、例外的に葛西の仲卸の大矢さんが会長に就任なさった。その大矢会長のもと、何か消費宣伝活動をしたいと話し合いが持たれていたが、企画部会長のフローレ21小池社長(世田谷市場・大田市場の仲卸)のもと東京マラソンで女性の完走者6000人に花束をプレゼントしよう、男子・女子・車椅子の3部門の上位8名に花のレイをプレゼントしよう、となった。海外の市民マラソンでゴール近くにはワゴンの花店が出て、そこで完走したお父さんに花をプレゼントする、恋人に花をプレゼントする。将来こういった市民マラソンと花束プレゼントを日本でも一つの習慣にしようと振興協議会で取り組んだ。フローレ21の小池社長が花き振興協議会の企画部会長、プロジェクトのリーダーだ。そのもとに大矢会長や葛西市場の三島理事長(小売)が積極的に関わり、東京中の花店の代表と仲卸の代表、卸から派遣された社員たち、それに東京都花き市場協同組合の職員の人たちが加わって、16・17日の東京ドームでのプレイベント、17日のフローレ21作業場での花束加工やレイ作り、そして昨日本番でのプレゼントや表彰式の立会いを、まさに東京中の花き関係者が協力して行なった。特に17日のスイートピー、ガーベラ、カーネーションの花束作りでは、フローレ21さんの指示も適確であったが、一致団結の協力具合も素晴らしく、予定よりも2時間早く出来上がった。

産地や輸入商からも素晴らしい花を協賛いただき、本当にありがとうございました。

P.S.
より詳しくは株式会社セロンの芹沢社長が振興協議会のカメラマンとして良い写真をお撮りになっていらっしゃいましたので、株式会社セロンのHPへ。
また東京ドームでのプレイベントの様子は弊社のHPでも見ることができます。

投稿者 磯村信夫 : 2007年2月19日 00:00

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