大田花き 大田花きコーポレートサイトへ
 

« プレッシャーが未来を作る | トップ | 人作りから始める »

2008年7月 7日

花ファッション委員会

日本フラワーデザイナー協会の中に花ファッション委員会が去年設立され、新しいムーブメントが起きている。「色と形、本物だから匂いがある」が大切なポイントで、フラワーアレンジメントの世界にも、その時代にもっともふさわしい生活のデザインを日本から世界に発信しようというものだ。現に新しい花の品種は「日本で評価されたものは売れる」となっている。だから世界の様々な分野の種苗会社は新品種を日本に売り込む。それほど日本の消費者の目は高く、フラワーデザイナーや花店の感性と技巧は光るものがある。

来年の2009年春・夏のトレンドはテーマが「粋(いき)・佇(たたずまい)」、コンセプトは「エコロジー、循環」、キーワードは「光、風、水、空、人」。以上が形、あるいは作品が訴えかけるもの。そしてトレンドカラーは「グリーン、イエロー」である。「和」が世界の大きなテーマとなって続いているので、さらにこの「和」を私たち日本人はこのように今年は捉えて表現していますと世界に発表する。今年2月のドイツ・エッセンのIPMでも、日本フラワーデザイナー協会の花ファッショントレンドに乗った作品は注目の的となった。花のプロとしてこれからも目が離せないのは花ファッション委員会の動きである。

投稿者 磯村信夫 : 2008年7月 7日 00:00

Copyright(C) Ota Floriculture Auction Co.,Ltd.