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2009年8月24日

G20

先週の土・日の海の賑わいと言ったら、真夏の賑わいそのものであり、今年は夏らしい日が少なかったから終盤の土・日を存分に楽しんだようだ。週末暑かったので、思ったよりも花の売れ具合は活発でなかった。35週の今週から花き業界では本格的に秋に入り、夏物から秋物へ衣替えするわけだが、その動きは少し鈍いようだ。

皆様方はこの夏、旅行をされましたでしょうか。昨日、近所のガソリンスタンドの経営者と話していたら、長野県内もご多分に漏れず、景気が悪く、駅前はシャッター街と化している場所があると言う。一方、ロードサイト店は活況なので、景気が悪いのか時代が変わったのか、その辺の判断が難しいと言う。しかしその両方なのだろうという結論になった。“グローカルに考える”で、考え方の基盤となる我々日本の立ち位置はG7、G8の日本ではなく、G20の中の一員である日本を立ち位置とするべきだ。GDP世界第二位の座は今年、中国に譲る。このG20の平均的な豊かさや平均的なものの値段を我々日本の平均的な値段にする必要がある。G20の中でのお金の使いではどうだろう。購買力平価をもう一度チェックする必要がある。食料品の値段、花の値段はどうだろうか。

日本の生鮮食料品の価格はG20の平均値に近づこうとしている現実がある。抗しがたい現実だ。そうなるとまずはどうやって合理化するか。それよりも高いとしたら花保ちを良くして、バラなら必ず咲ききるようにして、1日あたりの鑑賞コストではむしろ安いと言われるものを日本の農業と生鮮流通は作り出さなければならないと思われる。
消費者が求める方向性はもう定まったのだから、我々はそれに向かい努力するだけだ。秋本番を前にして、この夏の締めくくりはG20で地球は動くということである。

投稿者 磯村信夫 : 2009年8月24日 00:00

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