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2011年2月 7日

2月に新しく追加してほしい花のイベント

4日の金曜日、沖縄県で花の品評会があり審査の打ち合わせをしたが、窓の外の緋寒桜はもうほとんど満開だった。大田市場にも伊豆太陽農協からプレゼントしていただいた河津桜が2本ある。今朝見たらようやく1~2輪咲き始めたところ、これからが楽しみだ。
 2月は花のビッグイベントが数多くある。初めての女の子のお子さんにと、2月に入るとお雛様を飾るので2月1日から花桃と菜花はどうしてもかかせない。3日は節分で今では恵方巻きにお株を奪われつつあり、花き業界として再度アピールしているのが柊と豆がらのセット。これはスーパーなどで良く売れている。今年は旧正月元旦が節分と一緒だったので1月末から2月初旬春節に向けて横浜の中華街の近辺や新宿の歌舞伎町(初めは台湾の人たちが開発発展させた盛り場)などでお正月用の花が売れた。そして11日から池袋サンシャインで関東東海花展が、18日からクリスマスローズ展が、東京ドームで19日から世界らん展が開催される。
花のイベント目白押しの中にあって今年は花普及センターが幹事役になってくれてフラワーバレンタイン運動が2月14日のバレンタインデー迄業界あげて展開されている。小売店の代表ともいえる青山(フラワーマーケット)さん、日比谷(花壇)さん、小田急(ランドフローラ)さん、東急(フローラ)さんなどなどの花の小売会社と組織として全国組織の花キューピット。また、インターネットで花を販売しているi879社やイーフローラ社などが参加。日頃ライバルとして凌ぎを削っている人たちがこぞって、「男性から女性に花を贈る習慣をつけてもらおう。男性に気軽に花屋さんに入る習慣をつけてもらおう。」という運動に参加し盛り上がっている。そのような中で私たち※ 東京都花き振興協議会も仲間に入れて下さい、と運動に参加した。花き市場協会も私たち卸も一緒にやっていきたいと運動に参加。市場に仕入にくる買参人に協力を呼びかけた。この運動の発起人である井上氏は5年後、10年後を見て運動をするという。男性に気軽に花屋さんに行ってもらって女性に花をプレゼントする。そういった習慣が日本で根付くことを目標にしている。業界をあげてフラワーバレンタインの運動に取り組んでいる人たちは「連帯感を感じて前向きな気持ちになっている」とうれしそうに言う。応援してくれている農林水産省花き産業振興室や㈶花普及センター、きっかけと仕組みの基礎を作ってくれた日本フローラルマーケティング協会にちょっと早すぎるかもしれないが御礼を言いたい。
今年は東京、静岡、大阪、広島などの各所でバレンタインデーに「男性から女性に花のプレゼントを!」と街頭で訴え、花を配布する予定です。(実施予定日:2月13日)

※東京都花き振興協議会
東京の5つの中央卸売市場花き部と多摩地区の計6つの地域の小売団体と仲卸関連事業者、そして卸売会社が一堂に会し首都圏の人々に花の良さを知ってもらおうとNPO的事業を行っている団体。

投稿者 磯村信夫 : 2011年2月 7日 17:45

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