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2011年7月18日

今年の夏の売れ筋

この3連休で行楽地はかなりの賑わいであった。高速道路は事故もあり大渋滞。もうすでに自粛を決めてしまった花火大会がないのは残念だが、日本人の余裕度と経済力はまだまだすごい力がある。

今年の夏は梅雨明け後猛暑で始まったが、15%節電から室内の温度が高い。そうなると暑さに強い花に人気が集まり、猛暑であった昨年よりもさらに花持ちが強調されている。それは小売の店内の温度、また家庭の室内温度が高いからであろう。室温28度となると夏野菜や夏フルーツではないが、真夏でも外で元気に育つ花でないともたない。2011年のスターであるひまわり、菊類、グラジオラスやチューベローズなどの暖かい地域で使われる球根類、スターチスやケイトウ類のようにインドでも使われる花々、赤道直下が原産のアンスリュームやジンジャ、ヘリコニア、クルクマ、アナナスやラン類、そして葉物と切枝。それだけでは店内が偏ってしまうので、多肉や観葉やランなどの鉢物類、これらを中心に今年は販売していかなければならない、またしている。

今は消費者もガラスの花瓶で浅水にして切花を楽しみ、鉢物は生ゴミで捨てられるコンポストや炭づつみのようなエコな培地のものになってきている。節電の今年の夏はASEANで売れている花が日本でも売れている。

投稿者 磯村信夫 : 2011年7月18日 00:00

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