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2011年9月12日

9.11大田市場まつり

昨日は3.11から半年が経ち、復興に向けた足取りを確認し、さらに我々が協力出来ることをもう一度考える大切な日となった。花き卸売市場協会の会員市場でご苦労なさっているところに協会として、あるいは大田花きでは東日本にいる仲間の市場として助力やお手伝いが出来たか、また今後のお手伝いが出来るとしたら何が出来るかを考えた。産地の復興の手伝いは花き卸売市場協会あげての風評被害の撲滅から、一部腐葉土の問題を除き、安全に心がけて流通させてきたので、大事に至らずに済んでいる。
福島県の農業者は青菜など風評被害に泣いたが、花の相場は他県産と遜色なく、売れている。

東日本大震災復興支援風評被害撲滅キャンペーンとして、昨日の9月11日、大田市場まつりが開催された。昨日の朝刊には第一原発メルトダウン後の風向きと雨でセシウムが高かった地域とその割ではない地域の地図が載っていたが、関東地方にまで広がり、野菜や果物、きのこなど、実際の政府の安全基準を上回ったものは当然だが、問題ないとされているものまで消費者は買いたがらない。昨日の大田市場まつりでは、「そうじゃありません。我々プロが選んでいるからご安心下さい」と被災地や周辺地域の野菜や魚を即売した。

花は風評被害は問題ないので即売せずに東北の花などを使いフラワーアレンジメント教室とコンテナガーデン教室の2つを開いた。12日の今日はお月見だし、来週の月曜日は敬老の日、そしてすぐお彼岸の入りだ。需要期なので愛する人やお世話になった人、おじいちゃんやおばあちゃんに自分で作った花のプレゼントを贈ってもらおうという算段だ。結果は成功。なんとしてもやっている人の顔が生き生きしていていい。子どもたちとお年寄りが受講者の中心だった。みんなが満面の笑みを浮かべて自分の作品を持って帰って行った。

投稿者 磯村信夫 : 2011年9月12日 00:00

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