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2011年12月 5日

フラワー オブ ザ イヤー OTA 2011

ボーナスは48週、今週の49週、そして遅いところでも50週に支給される。個人消費が期待されるが、これまでの個人消費は基礎的支出の必需品は価格が上がり、選択的支出は人気のものの価格は堅調だが、二極化して安いものが大半で、総じてデフレが止まっていない。地域的にはこの10月から日本全体のGDPを0.8%押し上げるという東日本大震災の復興景気が、東北、一部北関東を中心に出てきたが、ショッピングセンター、デパートなどの激戦区西日本は前年を下回っている。
花の消費は遅効性だが、東北の花き業者は12月から活況になっていくのか、それとも春まで待たなければならないのかやきもきしている。

さて今日はFLOWER OF THE YEAR OTA 2011について発表したい。
毎年、大田花きでその年に最も人気が高かった切花を子会社の大田花き花の生活研究所が選定。魅力のある花を作り出した生産者の方へ、その功労を称え「FLOWER OF THE YEAR OTA」として表彰している。

2011年は以下のような結果となった。
最優秀賞■ 安代 新いわて農協 様 リンドウ「ニューHBアシロライトブルー」
コメント:咲ききるリンドウ。美しさ、花もち抜群。半月以上花もち保証。
優秀賞■ 大野重雄 様 ケイトウ「オレンジクイーン」
コメント:一本ステムで大輪、現在最も単価の張る花の一つになってきた。需要期も長く、夏から冬まで。
特別賞■ 尾崎洋蘭園 尾崎進一郎 様 エビデンドラム「チドリ」
コメント:同様に一本ステムで小さな花が密集し、アジサイと同様大きな花に見える。花もち抜群。リバイバルだが、新鮮な印象を団塊ジュニアは持っている。
新商品奨励賞■ 東北第一花卉 大山邦夫 様 バラ「ブラッドオレンジ」
コメント:人気品種のバラの量を増やし、コンスタントに結婚式でも店売りでも使えるようにした。人気品種の定番化は生産者の決断によるものである。

表彰式は12月9日(金)、セリ開始前の6時50分から行われる。ぜひとも花屋さんたちは早めに席に着き、表彰式に参加して欲しい。

投稿者 磯村信夫 : 2011年12月 5日 00:00

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