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2015年3月 2日

世界標準で日本の良さを見る

 先週、日本花き卸売市場協会の鉢物部会の総会が三重県桑名市であった。ナガシマリゾートの「なばなの里」を見学した後、泊まって温泉を楽しんだ。外国人が日本に観光に行きたいと思うと、最初に見るインターネットのサイトはジャパンガイドだ。ジャパンガイドでも、中部地区のおすすめの一つがナガシマリゾートのジェットコースターと温泉と「なばなの里」だ。私自身も十分堪能したが、なるほど、ジャパンガイドで是非とも訪れたい日本の観光地であるとしていることが良くわかった。

 二月に行われた東京ドーム世界らん展も、まさに世界に冠たるらん展だ。ここも蘭好きの人のみならず、国内は元より海外から来ていただいて損はないと思う。世界らん展に合わせて国内の洋蘭生産者は色々な種類を咲かせる。らん展が開催される二月のこの時期、一年で一番花き市場でも蘭の種類が多い時期だ。

 今日から三月の営業である。花き市場は繁忙期を迎えた。漸く凍ることもなくなってきた陽気だ。せり前取引の洋蘭を二月までは寒さで品傷みが出ないよう分荷せず、買参人や搬出を頼まれている運送店の運転手さんに、保温してある部屋まで取りに来てもらっていた。このように、どのようにすれば適温で花を小売店のもとに届けられるか、卸売市場は鮮度保持体制につき、寒い時も暑い時も考えて行動するようになってきた。

 現在、弊社ではMPSの認定を受けているが、鮮度管理を流通業者として適切に行うことは、消費者のため、生産者のため、必要であると思う。今後、家庭内需要が高まっていくことを期待しているが、そのためには、どうしても家庭で一週間切花がもってほしいと思う次第である。農協の集出荷場での鮮度管理、運送中の鮮度管理、卸売市場での鮮度管理など、花の体力が消耗しないようにして、家庭で一週間切花がもつようにしていきたい。

投稿者 磯村信夫 : 2015年3月 2日 16:23

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