関東東海花展は何時もながら出品作品の品質の高さに、思わず背筋が伸びる


今年は茨城県が当番で飾り付けもすばらしく、見ごたえがあった。
それにしても、出品作品のこの美しさは何んだ。どれもこれも賞に入れてやりたいものばか4 りだが、その中で入賞したものはさすが、とうなってしまいたくなるようなものばかりであ った。
切り花、枝物、ハモノ、鉢物、アレンジなどの入賞したものの共通点は「こびない凛とした 美しさ」にある。こびないモノが入賞すると言うのは逆説的なようだが、この世のモノで無 いような美しさとその存在感(見る人に影響を及ぼす力)に受賞の訳があった。
自分を存在感有らしめるべく研鑚を重ねないと、何人も良き影響を与えることが出来ない、 ことを学んだ。


1997/02/03 磯村信夫