年頭所感


 明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

3日の初市と、今日の中央市場花き部としての初市の中で、買参人の方々に次の4点を“年頭所感”としてお話した。
「2000年は新市場法施行の年であり、大田花きは次のような施策を取ることにいたしました...。」

1.取引
大田花きはこの国から2つの役割を命じられています。ひとつは、首都圏の卸売会社として、もうひとつは仲卸さんを中心に競業している全国の様々な業態の小売店への供給基地としてです。先取りがなくなって、全てセリ前取引は相対となりますが、セリを重視した施策をこれまで以上に取っていきます。それは昨年10月より社内基準を設け、実際に競ることのできる人を厳選したことでもお判りの通りです。集散基地としての大田花きへの要望が益々強まってきていますが、決してセリを形骸化させないことをお約束いたします。

2.取扱商品について
「バリュークラブ」に代表されるように、他では手に入れることのできない花が多数出回っていますが、その花の比率を益々高めていきます。また、昨年お約束しました通り、花もちなどの中身の品質についてのクレームは期限を問いませんので、どしどしお申しつけ下さい。

3.支払について
皆様(買参人の方々)からは、当社のサービスの対価として一銭もいただいておりません。よって原則通りの支払期日を守っていただきます。また、新市場法で仲卸、関連と一般買参との支払サイトについて、卸と同様守っていただくようにお願いします。新市場法でも、特にこの件につき言及されています。

4.情報
インターネット上で当社の入荷量を見ていただけるようになっておりますが、それを更に詳しく公開します。目的は仕入計画に役立てていただくためです。詳細まで詰めておりませんが、内容はセリ前取引の状況、セリ取引の品目別、産地別入荷量、前回の相場となる予定です。新年度から公開できるよう、準備をすすめております。大田花きをご利用なさる会員で、この機会にインターネットを繋げるかたは、大田花きのホームページにEメールくださいますよう、お願い申し上げます。


2000/01/05 磯村信夫