花屋さんの新規需要開拓


昨日素晴らしいお花屋さんに会った。
都心部の専門店はバブル経済の恩恵を受け、経費需要とでも言うのであろうか、法人(とりわけ上場会社)から95年くらいまでかなりの恩恵を受けていた。しかしリストラが始まった97,8年には売り上げが3分の1少なくなり、昨年はまた3分の1少なくなり、ピーク時から見ると、売上げが3分の1になってしまった店も少なからずある。

会社の需要ではなく、個人のお客さんに販売をしていた店は急激な落ち込みはないものの、99年から売上げが下がり始めた。サラリーの減収によるものだ。特に昨年の秋以降から更に厳しくなり始め、前年をどうにか割らないように必死で頑張ろうとしている花屋さんも多い。

昨日会ったお花屋さんは、50歳代の後半にならんとしているが、大変柔軟な考えをなさる方で、例えば葬儀の花を式場に持っていく時、社員に「余分に材料を持って行け」と命じるそうだ。そして、葬儀場で籠花の受付も一緒にする。参列者の中で、自分もやはり花を出しておけば良かった思う人が必ずいるそうで、その場で花を作るのだそうだ。名札については聞きそびれたが、多分花を作っている間の10〜15分くらいで店から届けさせるのであろう。

他にも色々考えていらっしゃるが、彼曰く、今までの商売の中で気付いていなやり方、ターゲットを見つけ出し、時流に乗って営業活動を行うことがポイントとのことだ。

彼からまだ他のことも教えてもらったが、営業妨害になるので、今日はこのくらいにしておきます。




2002/03/18 磯村信夫