全日本ラングラウフ月山大蔵大会


毎年3月20日近辺の日曜日、月山山麓の肘折温泉でラングラウフスキー大会が開かれる。今年で26回目の開催となる昨日、山形月山は青空が広がっていた。私も初めて参加してから連続して17回目の出場であった。

17年前、花木を生産するようになった山形県最上郡舟形町に普及所の先生とおじゃました。その頃は既に減反政策が始まっており、将来を見通すと今のうちに花の栽培を本格化させていきたいという生産者の希望があったからだ。仕事がきっかけであったが、これが縁でノルディックを経験した。それまで私はゲレンデスキーだけだったので、初めてノルディックの板を履いたとき、細いこととエッジがないこと、かかとが上がることに面食らったものだ。しかし始めてみると面白く、3回目からは貸しスキーをやめて自分で用具を買って出場していた。(雪が降ると自宅からノルディックスキーを履いて会社に出勤していたが、あるときストックを折ってしまい、それ以来また貸しスキーを使っているが・・・)

ラングラウフスキー大会への参加がなぜそんなに続くのかというと、ここ最上地域はスキーというとノルディックであり、アルペンに比べて派手さはないが、この地域の人たちの気性に合っていて、黙々としかし楽しみながら滑ることがとても心温まることのように感じるからだ。また、冬となると雪深い東北のこの地で毎年お世話になっている農家の皆さんとご子息、お嫁さんも含めて大会後一緒にお酒を飲むと心が和み、最高の幸せのように感じている。
昨日もおいしい地元料理やおそばなどを頂いたりして、ワイワイやってきた。




2004/03/22 磯村信夫