2008年12月16日
vol.68 遠藤小左エ門農園 & 岡野正孝農園
拝啓
師走の候、皆々様におかれましてはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
また、平素より格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、年の瀬も押し迫った花市場では、年間最大級の物量が集まるため、忙しない日々が続いております。12月14日(日)には松市を開催し、また21日(日)には千両市を控えております。
ところで、皆様、日本の正月を飾る伝統的なアイテムである松や千両を店頭で見ることはあっても、よほど業界に傾注された方でない限りは、なかなか生産現場をご覧になったことがないのではないかとお察し申し上げます。
そこで、私どもは松と千両という日本を象徴する伝統的な2つの花材を生産する大産地“波崎”(茨城県)へ取材に行ってまいりました。
波崎は、何を隠そう日本で最も古い千両の産地で、国内ではトップの生産量を誇っています。
その波崎のから私ども大田花きが誇る2大産地をご紹介いたします。
以下に掲載いたしましたので、篤とご覧くださいますようお願い申し上げます。
-+-+-+-+-+-「遠藤小左エ門農園」-+-+-+-+-+-
-+-+-+-+-+-+「岡野正孝農園」-+-+-+-+-+-+-
いかがでしたでしょうか。
これを機に皆様が少しでも松と千両に対する理解を深め、今後とも引き続きご利用頂けると幸いでございます。
末筆ながら、歳末ご多忙の折、くれぐれもご自愛くださいますようお祈り申し上げます。
いずれまたお便りします。
皆々様、どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。
平成20年12月吉日
?千両は病気に対してとてもデリケート。一度病気にかかってしまった畑は千両用には二度と使えないと心得よ。畑に入るときは長靴もきちんと消毒して、細心の注意を払うべし!
?松は砂地、千両は肥沃な土壌が適している。栽培アイテムに合わせて的確な土壌選びを行うべし!
?松は保冷庫で管理すべし!お正月用に早めに購入した際も同様也。
?栽培の秘訣は生産者さんそれぞれが研究された財産と心得よ。
だから本当の秘訣はひ・み・つ♪
お正月は、清々しい気持ちで明るく縁起の良い新年を迎えるために、是非とも松・千両をたくさん使ってください♪
千両の良し悪しの見分け方
? 葉の緑色が美しく、元気があるか。
? 実は赤々と発色がよく、ふくよかであるか。
? 枝はスッと美しい立ち姿であるか。
松の良し悪しの見分け方
? 葉は青々としているか。
? 葉は短く締まっているか。
? 上から触ってみて痛いか。触れないほど痛ければ◎!
以上、2008年もウンチク探検隊をご愛顧賜りまして、誠にありがとうございました。
2008年の“ウン探”は今回で最後となりますが、2009年もこだわり産地を追いかけて取材を行ってまいる予定でございますので、引き続き旧倍ご愛顧を賜りますよう宜しくお願いいたします。