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2013年7月13日

江戸夏の風物詩(朝顔市・ハス市)

江戸の夏といえば「花火」「祭り」「喧嘩」。「朝顔市」「法月市」「植木市」・・・夏場は意外と植物が絡むお祭りが目白押しです。

【ハス】
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「なぜ蓮?」:蓮の花は仏教の中で最も位の高い花で極楽浄土に生える花とされています。お釈迦様がその上に座っていることから盆の商材として古来より欠かせないアイテムの一つです。

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「蓮の葉(開葉/巻葉)」:仏教ではハスの葉っぱに乗ってお釈迦様に少しでも近づきたいという意味合いがあるそうです。開葉は初物の農作物を備える「水の子」の盛り皿として使われます。(「水の子」とは?さいの目に刻んだキュウリとなす、洗米を混ぜたお供え物)巻葉は芭蕉、蓮などの生えたばかりの葉の、まだ開かずに巻いているもので、塩茹でにしてハス飯の具材として食べられていました。

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「蓮台」:花が咲き枯れた蓮の実のことです。枯れて茶色くなった蓮台はドライフラワーとしてアレンジに利用されております。

【朝顔】
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「朝顔てどんな花?」:朝顔はヒルガオ科の1年草で、ツルは左巻きで生長します。暖かい地域の花で、長い日照時間が大切で、夜露に当てることも必要です。

「朝顔を長く楽しむポイント」:
①水は一日2回ほど日中葉が垂れ下がってきた時にあげると◎!
②肥料は朝顔鉢の土に最初から混ぜられていることが多いですが、腐葉土や水肥など与えても◎!
③9月上旬頃までは花がしぼんだ時点で花摘みし、種子を残したい時は9月中旬頃に咲いた花から採ると◎!  


【ハス市】
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大田花きでは毎年7月のこの時期にハス市を行っています。午前8時よりセリが開始されセリ人の大きな声が場内に響いていました。セリ終了後、「ハス市か~夏だね~」との声をお客様から頂きました。本年は天候状況などで開花が遅れましたが、気温上昇のおかげで花、蓮台は例年なみ、開葉はやや減少の入荷量になりました。

【朝顔市】
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朝顔まつり(朝顔市)は毎年7月の6-8日までの3日間開催します。入谷鬼子母神を中心として言問通りに100件以上の朝顔業者が並び、毎年40万人の人出で賑わいます。朝顔市は江戸末期の文化・文政の頃より開催されており、当時は「変り咲き朝顔」一大ブームでしたがいつしか忘れられ、現在のような円形大輪朝顔が主流となりました。朝顔市は大正時代に一度なくなりましたが、昭和25年より復活し、夏の風物詩として地元を賑わせています。

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毎日暑くてうんざりしますが、まだ夏は始まったばかり。
あつ~い夏を乗り切る為に、ご家族で、ご自宅で、「夏の風物詩」を楽しんでみてはいかがでしょうか。

(渡邉(愛))

2013年6月13日

~父の日にありがとう!を伝えよう~

父の日が近づいてまいりました!
今年の父の日は2013年6月16日(日)です!
母の日でお母さんにありがとうと伝えた後、次は父の日に普段は恥ずかしくて言えない「ありがとう」をお父さんに伝える番です。

さて、なぜ、父の日というのが、あるのでしょうか。話はアメリカへ。ワシントン州に住むウィリアム氏は妻に先立たれ、6人の子どもたちを男手一つで育てあげました。6人兄妹の末っ子の女の子、ドットさんは「母の日があるのになぜ父の日がないの?」と疑問を持ち「お父さんに感謝する日がほしい!」と牧師協会へ嘆願し、そのことが徐々に各地に広がり、「父の日」が認識されるようになりました。

ドット婦人がつくってくれた感謝の気持ちを伝える日に、お父さんに普段は恥ずかしくて言えない「いつもありがとう」の感謝の気持ちをお花と一緒に伝えませんか?

そんな父の日にぴったりのおすすめなお花を紹介致します。
父の日のイメージカラーは黄色です!
黄色といえば、ヒマワリ!

ヒマワリといえば代表的な品種のビンセントオレンジやサンリッチオレンジ、ちょっと変わり系品種(画家の名前シリーズの)モネのひまわりやゴッホのひまわりもおすすめです!
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【ビンセントオレンジ】        【モネのひまわり】
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【ゴッホのひまわり】         【サンリッチオレンジ】

ひまわり1本にリボンをつけて、プレゼントするのも気軽に渡せていいかと思います!ひまわりを使ったアレンジメント品もいかがでしょうか。

また、父の日にはこんな鉢物もおすすめです!

日頃、忙しいお父さん。こまめにお手入れしなくて良いシリーズをピックアップしてみました!
ガジュマル、パキラ、気根の形が独特でユニークですね。
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ウチワサボテンの墨鳥帽子(スミエボシ)
お父さんが堂々とおおらかに笑顔で待ち構えているような頼もしい様子のサボテンですね。
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続いて、多肉植物!
若い女性に絶大の人気を誇る多肉植物!!多肉植物は育てやすく、見た目がかわいいので大人気!!!育てやすいので忙しいお父さんにぴったりで、かわいい多肉植物が疲れを癒してくれるのではないでしょうか。種類も豊富にあります!お好みものをお選びください。
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ブルーベリーは実が熟せば、収穫することができます!親子で一緒にお手入れして、実が熟したら、ともに収穫するのも楽しいのではないでしょうか。
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お花屋さんでは父の日特集でPOPをつけたり、ひまわり、黄色いバラ等々で店内を盛り上げています!もうすぐ6月16日 日曜日は父の日です!まだまだ間に合います!お近くのお花屋さんでお父さんにお花のプレゼントを探してみてはいかがでしょうか。

(成田)

2013年5月28日

第15回国際バラとガーデニングショウ

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「国際バラとガーデニングショウ」は1999年から毎年行われており、今回で15回目を迎えました。5/11(土)~16(木)に開催された様子をご紹介します。

このイベントではバラとガーデニングが持つ魅力の紹介と、自然との共生を目指した新しいライフスタイルの提案を目的としており、日本や世界各国のデザイナーが手掛けた庭園やバラや園芸に関する商品の物販が行われていました。

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また、このイベントは国内でも有数の規模を誇り、12日(日)には約5万1,000人の方が来場されたそうです。

今回は恋するバラの15年ということで15周年の特別企画「ターシャ・テューダー素足の庭」や「オードリー・ヘップバーンが愛した庭ティンティンハルガーデン」、「バラのふるさとトルコ」などが再現されていました。

【ターシャ・テューダー素足の庭】
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【オードリー・ヘップバーンが愛した庭「~英国・ティンティンハルガーデン~」】
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また、バラをテーマにしたガーデニングやバラのコンテスト、バラの香りのコスメやバラに関連する雑貨や食品のブースがあり、バラに興味がある人だけでなく、バラについて詳しく知らない人でも楽しめる且つ興味を惹かれるようなイベントでした。そして、バラには多くの品種があり変わった花の形や色はもちろん、特に香りの良いものに興味を持たれる方が多く見られ、改めてバラの香りに対するニーズや需要を感じました。

【バラ以外の販売も。こちらは飲むバラのお酢】
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【バラの歴史!】
バラは世界でも人気のある園芸品種で1000を超える多くの種類がありますが、その歴史は非常に長く古代ギリシア・ローマ時代には観賞用としてすでに栽培されていたそうです。そのバラが人工的に育種され始めたのは19世紀に入ってからで、現在のモダンローズの源流はヨーロッパと中国から来ているそうです。香りや色などの楽しみ方もありますが、その歴史の深さもバラの一つの大きな魅力です。

【バラの名前!】
「タージマハル!」や「フルーティー+」のように、マークの付いた花名が多数存在します。花名に「+」がつくのはオランダのレックス社の品種です。世界中で愛されるブランドを目指し、覚えやすくマークを付けたそうです。また、最近の日本生まれのバラには、「茜」、「環」など和の趣を意識させる名前が付けられたりしています。バラのイメージを膨らませる花名は、色形、香りの開発同様に、バラの作者とバラ園の想いと願いを込めてつけられています。

【バラの香り!】
ダマスク・クラシック(DC)、ダマスク・モダン(DM)、ティー(T)、フルーティー(F)、ブルー(B)、ミルラ(M)、スパイシー(S)の7タイプあり、一番香る時期は開花初期から7分咲きまでとされています。一般的に嗅ぎ分けること難しいですが、バラの歴史は香りの歴史といわれており、自分好みの香りを求めて、また送る相手を思い描きながらバラを選ぶのも素敵だと思います。
また、バラの香りや成分には「抗ストレス作用」、「スキンケア効果」、「鎮静効果」といった作用が期待でき、バラを使った化粧水やジャム等が販売されており、バラの魅力は多岐にわたっています。


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私の一番綺麗だなと思ったバラは今井ナーセリーさんの「モン・シュシュ」です。「僕の可愛い人」という意味があるそうで、やわらかいオレンジが特徴のバラでした。

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特に気に入った品種は「パーティラナンキュラ」という品種で、白地に赤がまだらに入ったロゼット咲きの花形が美しい品種です。

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私は「ビターラナンキュラ」にひきつけられました。花の形はカップ咲で非常に小さいのですが、色がトーンの低めの赤の中にオレンジのまだら模様が入っている面白い品種です。花は小さいですが、何本か花瓶に挿して部屋に置いておくだけで楽しい雰囲気がでるのではないでしょうか。

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私は"ジュリア"というバラがお気に入りです。年齢問わず、女性のお客様に人気の高いバラでもあり、つぼみの段階では、グリーンやオレンジ、黄色など花弁に様々な色入っており、かわいらしい印象ですが、開花時には、花弁は薄い茶色のフリルがかったものとなり、大人の気品がありました。どちらの姿もアンティークな印象で、それぞれの美しさがあります。ぜひ店頭で見かけたときは手に取って優しい紅茶の香りも楽しんでみてください。

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人気だったバラ「パープルレイン」、スッキリとした香りが特徴です。

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長期間楽しむことのできるプリザーブドフラワー。バラ展でも人気でした。

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色を複数持つタイプのバラはとても人気でした。

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鮮やかな青色、水色のバラは「吸い上げ」という方法で着色されたバラです。

(依田・松下・塚田・橋本・榎本・高木)

2013年5月 9日

母の日にカーネーションを贈ろう!

母の日前の大田市場花き部は色とりどりの花鉢で溢れています。様々な魅力ある品種の中でわたしたちが注目したのは母の日の代表格!カーネーションです。

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鉢カーネーションは茨城県や福島県、愛知県、埼玉県等を中心にご出荷いただいており、年によって量も品種構成も様々となっています。

その中でやはり人気なのは赤系。赤でも最近は発色の良いものがたくさん改良されています。しっかりした赤が多く、産地さんも自信を持って出荷した品種がたくさんあります。

【セリの様子】
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鉢カーネーションは母の日でもっとも使われる商材です。
女性らしい品名のものもあり、例えば「ディアママ」。
ロングセラー品種で、大きめの花に花弁が多く、咲きが進んでも花色良く持ちも良いです。
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【ディアママ】

「レディマドンナ」は今年から始まった品種で、明るく華やかなものとなっています。大輪の他にも「プリティシリーズ」という小ぶりのカーネーションも需要が高まっています。
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【プリティイチゴ】

赤系以外では黄・緑・オレンジや「トルテ」という花弁の縁が白くて中心は紫といった複色系の品種も注目されています。
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【トルテ】

カーネーションは比較的丈夫で花持ちの良い品目。水をきらさないように注意し、日当たりの良いところに置けば、綺麗な花を長く楽しむことができます。花がらや混み合った部分の葉をこまめに取り除き、風通しを良くするのも良い花を咲かせるポイントの一つです。

20世紀のはじめ、アメリカの少女アンナ・ジャービスが、亡き母の好きだったカーネーションを祭壇に飾ったことが始まりといわれています。彼女は大好きだった母に感謝の気持ちを伝えきれなかったと悔やみ、他の人が同じ思いをしないよう、生前に母を敬う機会をつくりたいと活動をはじめました。その活動が徐々に広まり、「母の日」が祝日として制定されるまでになりました。

身近な人へ感謝の気持ちを伝えるのは気恥ずかしいもの。「母の日」は、そんな人のためにアンナさんがつくってくれた絶好の機会です。日頃の感謝の気持ちをこめてカーネーションを贈ってみてはいかがでしょうか。

(前田・中井)

2013年5月 5日

エコゼリーのご紹介

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これからの季節にぴったりなお花の給水剤「エコゼリー」を仲卸通路中央ブースにてご紹介しました。

製造元の伏見製薬所さまは、その名の通り製薬会社様で、バリウムなどの医薬品を始め、工業薬品、食品添加物など幅広く製造をされている会社です。そのため、消費者にとってより安全で安心な商品作りをされています。

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現在、多くのお花屋さんや産地さんからご支持を頂いてる「エコゼリー」ですが、あまり知られていない"エコゼリー カラーコレクション"や、新商品の"ペットボトル型 エコゼリー"なども展示したところ、たくさんの買参人の皆様に興味を持って頂きました。ますます進化を遂げる「エコゼリー」これからも目が離せません!

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【エコゼリーの特徴】
その1
エコゼリーは99%以上が水でできた環境に優しい商品です。主な原材料は天然素材から出来ており、天然多糖類と抗菌剤(防腐剤)を含んでいます。化粧品に使う抗菌剤(防腐剤)を使用していますが、念のため、乳幼児・ペットの口に入らないようご注意願います。

その2
従来のポリマー型の給水材(紙おむつの中のゼリー状に膨らむものを想像して頂けるとわかりやすいかもしれません)は、お花がある程度吸水すると、今度はポリマー型給水剤自体が吸水不足を起こし、お花の水分を逆吸収してしまう現象が起きてしまうことがあるそう。でも、エコゼリーは、エコゼリーそのものが水でできているため、お花の吸水力をジャマしません。

その3
特別な処理が必要ありません。エコゼリーをそのまま放置するとどうなるか?水分が蒸発し、ドロっとした状態になります。さらに放置すると...カピカピのオブラートのような状態に。可燃ごみとして処理することが可能な、エコな商品です。

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【エコゼリーの楽しみ方】
"エコゼリー カラーコレクション"は重ねたり、混ぜたりして自由にカラーコーディネートを楽しむことができます。花の色に合わせて色を選んだり、またはお部屋や会場に合わせた色使いをしたり。使い方次第で上品にも個性的にも表現が可能です。

ただし...あまりにお花が吸水してしまうため、カラーコレクション使用の際にはちょっとした注意が必要かも。白い花を使用する際には気をつけないと、花びらが青や赤にうっすら染まってしまいます!(←※)
※全ての花がそうとは限りませんが、弊社で展示した白いラナンキュラスはうっすら青くなりました。

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引き続き大田花きセリ場上にて展示しております。ぜひ実物をお手に取ってご覧下さい。
http://ecojelly.jp/

お求めは大田市場花き部花き関連資材販売業者まで。お問い合わせは、株式会社大田花き個性園芸室までお寄せ下さい。

(島田)

2013年4月21日

フラワードリーム2013in東京ビッグサイト

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2009年より開催されている"フラワードリーム"
本年は過去最大規模の面積(昨年比1.5倍)で開催され、また過去最大級の来場者数(54,000人)を記録しました。花のプロの方達~一般の消費者の方まで幅広い方々に楽しんで頂ける、花き業界の大きなイベントの一つとなっています。     

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弊社大田花きは本年で4回目となるフラワードリームへの参加ですが、昨年同様「大田市場花き部仲卸協同組合」のバックアップという形でお手伝いに行って参りました。当ブースのコンセプトは「市場が支える花のある暮らし」市場での仲卸通りの活気を再現するべく、弊社おすすめ(特選品)の花々を中心に、展示と販売を行いました。クレマチスやゴデチャといった季節感のある商品や、アルストロメリアの原種に近い珍しい商品などに人気が集まったようです。
また展示品には他市場にはない商品などもあり、多くの方に興味を持って頂きました。

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太陽の花(沖縄県花き園芸農業協同組合)様のブースが当ブースのすぐそばに! 太陽の花オリジナルのファッションマムシリーズが展示されていました。(ファッションマムが入荷するのは弊社大田花きだけなんです♪)

花に季節を感じたり、枝物や葉物といった"和"を感じさせる花材を通しての文化の継承。その必要性を感じるとともに、これからも花に携わる全ての方々へ魅力ある花材を提供できるよう、努力して参ります。

(島田)

2013年4月 7日

平成25年度 新入社員 せり場挨拶

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2013年4月、新年度を迎え、当社へフレッシュな6名の新人が入社いたしました!!

本日のセリ前、制服に身を包み、初めてお客様の前へお目見えするということで、わくわくドキドキ・・・と少し緊張している様子の新人の皆さんでしたが、
お客様が通るたびに元気良く挨拶する姿がとても印象的でした。

これから沢山のことを学び、ぐんぐんと成長して参りますので、皆様ご指導の程、宜しくお願い申し上げます!!

(六浦)

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