FLOWER OF THE YEAR OTA
2007 表彰式 開催
今年は第3回となるフラワーオブザイヤーOTA、徐々に認知度も上がり、投票キャンペーンなども開催することにより、
今年の投票総数は昨年の約150%増でした。投票にご協力くださいました皆様、誠にありがとうございました。
冬・春・夏・秋、および年間グランプリの結果を受け、12月14日(金)には弊社で表彰式を行いました。
その様子をレポートいたします!↓
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表彰式は12月14日(金)朝6時45分セリが始まる7時まで、弊社のセリ室で行われました。
なんと今年はそれぞれ1位を獲得された5組全ての生産者様にご来場頂きました。
こちらに並んでいらっしゃる皆様は、数多くの投票の中から選ばれた堂々の1位の方々で
いずれも納得の結果といえます。
それでは結果発表と賞状・トロフィー授与にまいります。
授賞は弊社代表執行役社長磯村から。
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Flower of the Year OTA 2007 冬 (2006.11-2007.2)
第1位 JA豊橋 “ヤリガイクン”
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毎回投票がばらける中で、この冬はヤリガイクンがダントツの1位、展示会などで異色の存在感を放ち目を引いていただけでなく、多くの雑誌でも取り上げられ注目のアイテムでした。ヤリガイクンはブロッコリーとカリフラワーの交配種で、見て良し食べて良しの優秀アイテムです。
表彰式にお越しくださったのはヤリガイクンをご出荷くださった山本高宏さんと農協の松井教浩さんです。
山本さんより喜びの一言・・・
「遊び心から出荷したヤリガイクンが1位とは驚きました。アイディアは遊びからでも生産は真剣にやった甲斐がありました。次の面白アイテムを考えていきたいと思います。」 |
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Flower of the Year OTA 2007 春 (2007.3-2007.5)
第1位 佐瀬農園 “貴公子”(リシアンサス) |
佐瀬農園さんにおかれましては、この春のアンケートの際、“貴公子”だけでなく、リシアンサスの“ホワイト”や“森の雫”など様々な品種に投票があり、投票理由も「ブランドの信用がある」とのコメントを頂きました。リシアンサスの育種家として定評があり、育種から生産、出荷まで全てご自身でコーディネートし、消費者の皆様に受け入れられた結果がここにあります。
ご来場くださった佐瀬農園の佐瀬昇さんより一言・・・
「フリルのリシアンサスの育種を始めたのは17年前、あえて時代を見据えたわけではなく、自分が好きな品種を作っていたら、時代の流れと合いました。また、本日皆様の前で表彰され、自分が負う責任の重さを感じました。これからも皆様に喜ばれる花を育種・生産していきたいと思いますので、アドバイスの程よろしくお願い致します。」 |
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Flower of the Year OTA 2007 夏 (2007.6-2007.8)
第1位 青木園芸 “ブラックベリー” |
青木園芸さんは2007年の年間グランプリにおいても、アジサイのハイドラホワイトで第2位、また秋においても同じくアジサイのドルチェオータムで第2位に選ばれるという輝かしい実績をお持ちでいらっしゃいます。仕立てから梱包まで丁寧なお気遣いが伺え、青木さんの商品に対する愛情や消費者のことを第一に考えた心配りが伝わってきます。ちなみにこのブラックベリーは青木さんが8年前にパリに行ったときに目を付け、以来日本で商品化に取り組んでいらっしゃるそうです。
ご来場くださった青木園芸の青木良平さんより一言・・・
「ブラックベリーもそうですが、花材は脇役が面白いと思い脇役作りに徹しています。自分が可愛いと思って作っているものが皆さんに評価されてとても嬉しいです。これからも皆さんのご意見を聞きながら、ユニークなアイディアと生産技術を磨き、商品作りをしていきたいと思います。」
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Flower of the Year OTA 2007 秋 (2007.9-2007.11)
第1位 JAちちぶ小鹿野地区 両神花卉生産組合
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関東近県で品質に拘る枝物の栽培を先駆け的に始めたのが、秩父の小鹿野地区の皆さんです。枝物の作りは市場の内外で定評があり、中でも両神花卉組合の根岸さんは第一人者としてご尽力されています。
ご来場くださったのはその両神花卉組合組合長の根岸正一さんと農協の黒沢源一さんです。
根岸さんより一言・・・
「自分のヒペリカムがこんなにも注目され、評価されているとは思いませんでした。埼玉県秩父の両神地区は、様々な種類の枝物を生産していて、まだまだ市場にも紹介できていないものも沢山あります。これからは情報戦略を使って自分が持っているものを皆さんにどんどん紹介していきたいと思います。」 |
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Flower of the Year OTA 2007 年間グランプリ
(2006.12-2007.11)
第1位 JA新ふくしま 花卉専門部会
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黒蝶は、2007年夏部門では第2位、秋の部門では第4位という結果を経て、堂々の年間グランプリ受賞となりました。黒蝶が業界で人気を集めるようになってから久しくなりますが、やはり今ここで年間グランプリとして認められたのも、JA新ふくしまの皆様が黒蝶出荷第一人者として高品質を保ちつつ、出荷し続けてくださったからでしょう。
ご来場くださったのは、JA新ふくしま花卉専門部会の阿部源也さん、花きセンターセンター長の佐藤裕一さんです。
安部さんより一言・・・
「黒蝶は珍しさに引かれて10年近く前から取り組み、ここ数年でやっと評価が上がってきました。今となっては黒蝶の産地が全国各地に出てきたので、品質の点でも他産地に負けないようがんばっていきたいと思います。」
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表彰式の後は、受賞者の皆様と弊社社長磯村とレストランにて朝食懇談会を行いました。
今年の受賞品種を見るに、いずれも時代を反映していることがわかります。ファッションの流行からも分かるように、フリンジや中大輪など、立体的且つ、デコラティブなもの、また黒蝶と貴公子を除いては、実際は「花」ではないことから、ニーズが多様化していることが伺えることなどについて話が盛り上がりました。
弊社磯村からは、これからの生産者さんは、単に生産すればいいのではなく、デザイナーとしての役割も求められる。メインとなる消費者の年代や動向をよく観察し、需要は何かを的確にキャッチ、出荷品目をデザインしていくことが大切というお話をさせていただきました。
最後は皆さんで記念撮影!
12月のお忙しい中、遠路はるばる、また朝早くから表彰式のためにご来場頂きました皆様、本当にありがとうございました。
2007.12.15
株式会社 大田花き
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