花菖蒲と葉菖蒲
花菖蒲は、アヤメ科アヤメ(Iris)属の植物で、原種はノハナショウブ(ドンドバナ)と呼ばれる
野生種を改良した園芸品種です。
花菖蒲の由来は
端午の節句にお風呂に入れる葉菖蒲に葉の形が似て、美しい花が咲くこと
からきていますが
葉菖蒲は「サトイモ科」、
花菖蒲は「アヤメ科」でどちらもまったく異なる植物です。
花は2度咲いて楽しめる!
花菖蒲は2度楽しめる花です。花菖蒲の花芽は、通常で1輪に2個ついています。
初めの花が咲き終わったら花を取り除いて、二番花も咲かせてやりましょう。
一番花を摘み取ると・・・⇒ 二番花が咲きます!
美しい園芸品種の数々・・・
花菖蒲は育種が比較的容易なため、江戸時代からさかんに品種改良が行われてきました。
より大輪の花、豊富な花色、華やかな草姿・・・品種は千差万別で、数千品種もあるといいます!
(おまけ)葉菖蒲のアロマテラピ−効果
菖蒲は、古くから薬に用いられてきました。生薬の効能は鎮痛効果があり、香りは胃腸を強くする
効果があるとされたようです。菖蒲湯の習慣は、日本ならではのアロマテラピー(芳香療法)です。
香りが強く、葉が剣の形であることから菖蒲は魔除けとしても使われました。
菖蒲湯もその名残で、”しょうぶ”・・・・「尚武(武芸を尊ぶ)」「勝負」の音に重ね合わせて
男の子の生長を祝う行事に使われるようになったということです。
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