伝統の芍薬〜肥後六花〜
日本には古くから「肥後六花」と呼ばれる花文化があります。
肥後六花は、肥後細川家8代(肥後熊本藩第6代藩主)の細川重賢(しげかた)公の時代に
風雅な花を愛でる武士のたしなみとして生まれました。
肥後つばき 肥後しゃくやく 肥後はなしょうぶ 肥後あさがお 肥後ギク 肥後さざんか
肥後六花はすべて大輪、一重咲きが原則。特に、おしべを際立たせることが美しいとされていました。
一重の花に美を見出す日本人の心の原点とも言えます。
立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花
現在は華やかさとボリューム感のある八重咲きへと品種改良が進んでいますが、日本人の美意識を
呼び起こす一重の花の魅力を、見直してみるのも大切なことかもしれません。
’ポーラフェイ’ ’コーラルシュプレーム’ ’コーラルNゴールド’
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