【JA佐久浅間】
佐久穂町における花き生産は歴史的に大変古く、昭和初期より菊の栽培が始まり、昭和20年代には、先駆者先輩方の努力による栽培技術の進歩により、全国に先駆けて菊の需要期であるお盆出荷を可能とし、佐久の花の産地ブランドが形成されました。

その後昭和40年後半から50年前半にかけては、水田転作事業によりカーネーション施設の普及が図られ、現在では菊・カーネーションの二大品目を中心とした県下でもトップクラスの産地となっています。
JAの広域合併により、JA佐久浅間ブランドとして産地形成され、6年前には、花き共選所施設整備を行い、佐久浅間で最初に管内統一・一元集出荷が図られました。

さく花き共選所とみなみ花き共選所と2拠点を構え、近年大きく変革している流通情勢の中で、花き消費のニーズに応えられる産地形成と、現在の花き流通にて欠くことができない、情報の早期発信、鮮度保持対策を実現しており、「産地・生産者」と「消費地・消費者」を結ぶ掛け橋として、佐久浅間管内の3市4町の生産物を品目別に集荷し各消費地へ出荷を行っています。

佐久穂町は、そのJAの基幹であるみなみ共選所の所在地であり、カーネーションの生産・集出荷の拠点となっています。また、特徴として、全国でも数少ないバラ選花方式を生産当初から取り入れ現在に至っている産地でもあります。生産者が箱詰めを行うのではなく、JA共選所において1本1本丁寧な選別を行い、お客様の立場に立った荷造りを行っています。

JA佐久浅間管内は、耕地の標高が500~1,300mで、北には浅間山・南には八ヶ岳と風貌兼備で、冬は寒気が厳しいですが、夏でも昼夜の気温差が大きい冷涼な気候で育てられた花き類は、花色が鮮明で草姿バランスもよくしっかりとしています。なにより八ヶ岳からの清流・千曲川源流の清らかで、豊かな水の恵みにより日持ちが非常に良いのが特徴です。




【JA信州諏訪】
8月お盆に向け旬を迎える輪菊をご紹介します。

JA信州諏訪は、本州のほぼ中央に位置し、長野県で最も大きな湖である「諏訪湖」周辺から、八
ヶ岳西麓地帯に広がる3市2町1村(岡谷市・諏訪市・茅野市・下諏訪町・富士見町・原村)の
広域な地域を管内としています。

標高は760~1200mの高冷地であるため、一日の温度差が大きく、夏場の日中は暑いものの、夜は涼しくなります。
冬は厳しい寒さになりますが、雪は少なく比較的乾燥し晴天率も高いため、一年を通じて過ごしやすいのが特徴です。
「信州諏訪の花」の故郷は、青く澄んだ空気と美しい豊かな自然に囲まれた地域です。