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 12月10日 松市

 

 大田花きでは本日、お正月に向けて松市が行なわれました。

 日曜日は毎週セリ取引を行なわないのですが、毎年この「松市」と来週行なわれる「千両市・苔梅・苔松市」は日曜日に行なわれます。

 松は「神を待つ」という意味を含み、とともに長寿の象徴とされています。

 古代日本では、松など常緑樹の木の梢には神様が宿ると考えられていました。そこで家の門ぐちにその神聖な木の枝を立てました。

 そして、年神様はそれを伝って降臨すると信じられていました。これが門松の起こりだそうです。

 
 
 12月9日(土)松市前日
 

 さて、こちらは前日の荷受けの様子。

 次々とトラックが市場に着きはじめます。

 

   

 

 荷受けの際は数の間違いがないよう 

 チェックをしながらの作業です。 

 こちらは生産者の大島園芸様。

 本年もたくさんご出荷いだきました。

 

 こんなに大きな松もあります。

 荷受けも一苦労・・・。

 トラックの中から松を運びます。

 トラック1台あたり5人以上の手が必要。

 

 
 

 前日はあいにくの雨模様でした・・・↓

 

松は普通はいつ頃から飾るものなのでしょうか?

一般的には12月28日頃まで、または12月30日に門柱に飾るのが習わしだそう。

12月29日は「苦が待つ」という意味につながるので、

また12月31日は「一夜飾り」になるので避けましょう。

取り外すのは1月7日頃。取り外す1月7日までは 「松の内(まつのうち)」と呼ばれます。

(関西では1月14日までを「松の内」と 呼びます。

また1月15日小正月まで飾る地域もあるそうで、さまざまだそうです。)

 
 
 

   

 

      

 

 

こちらが市場に集まった松です。市場内はもちろん、

北側施設でも荷受をしました。

右を見ても左を見ても松でいっぱいでした!!

 

 

 
 
   

販売担当者は販売する品物を

産地別・品種別・等階級別に、

入念にチェック。

 

現場作業に当たるロジスティック本部員と

これから販売に当たる営業本部員の

ミーティング。

 
 
 12月10日(日)松市当日
 

 

 大田花きの松市は毎年このはっぴ姿で行なわれます。

 

本日は、4台のセリ台を使いました。

平常のセリよりも人員を多く配置し、

スムーズなセリを心がけています。

 

いつもは事務所で仕事をしている社員も

この日は皆総出で、セリ場・北側施設、

地下などと分かれ、現場作業をします。

 
 
 本日セリを行なったのはこの4名!
 
 
西村
渡辺

前田

萩原

 
         
     

 

 
 
 
 
 セリ人のサポートもみんなはっぴを着て声を張ります。セリ場内には威勢のいい声が響き渡りました。
     

 

 
 
 

 昨年からの悪天候を受け、上位等階級・特級の松、ならびに門松の出来が悪く、

 本年は入荷減となりました。

 品質的にも集中豪雨や本年の暖冬の影響を受け、葉先が黄色いものも多く見受けられました。

 本年は以上の状況から、若松全体が高単価となりました。

 根引松や五葉松などは比較的価格が安値取引となっています。

 活け込みやディスプレイなどに大物の松を使うことが減少したのも一つの要因だと考えられます。

 
 
     

セリ場にはこんなにたくさんのお客様に

集まっていただきました。

大田花きの客席は660席ほぼ満席でした!!

いつもは自由席の席も、この松市ではあらかじめ

席を決めておくのです。

 
 
 おまけ

 松を使って作ったお正月アレンジ!菊や葉ボタン、千両など和風な花材との組み合わせで松もより引き立ちます。

 皆様もお正月は松はもちろん、和風な花材を楽しんでみてはいかがでしょうか?

   

 
 

 

株式会社 大田花き