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 7月7日 七夕/カスミソウの日

 

 

  皆様は"七夕”といえば何を思い浮かべますでしょうか?

 短冊、天の川、笹の葉、願い事・・・いろいろとあるでしょうが、

 今回はまず有名な織姫と彦星のストーリーからご紹介していきましょう。

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  天の川の西岸に住む織姫は、機織りの名手。

 毎日機織りに勤しんで美しい布を織り上げ、父親である天帝を喜ばせていました。

 そんな娘の結婚相手を探していた天帝は、東岸に住む働き者の牛使い彦星を引き合わせ、

 ふたりはめでたく夫婦になりました。
 しかし、結婚してからというもの、あまりにも夫婦仲が良すぎて全く仕事をしようとしません。

 これに怒った天帝が、天の川を隔ててふたりを離れ離れにしてしまいました。


   悲しみに明け暮れるふたりを不憫に思った天帝は、

 仕事に励むことを条件に七夕の夜に限ってふたりが再会することを許します。

 こうして、七夕になると天帝の命を受けたカササギの翼にのって天の川を渡り、

 ふたりは7月7日に年に一度の逢瀬をするようになったのです。
 ※織姫=琴座の一等星・ベガである織女星(しょくじょせい)
 ※彦星=鷲座の一等星アルタイルである牽牛星(けんぎゅうせい)

  中国ではこのふたりの逢瀬を祝い、織姫にあやかって機織りの技が上手くなるように

 「乞巧奠(きっこうでん)」と呼ばれる祭が催されるようになりました。

 旧暦の7月7日は今の8月中旬頃ですから、雨の心配も少なく星もきれいに見えたのです。

 
 
 
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 笹の荷物チェック!!
 

 
 

 七夕には欠かせない笹!
 笹の名前は細くて小さな竹「笹竹」が省略されて 「笹」となったという話と

 風で葉っぱが触れ合う音が 「ササッ」というところからという説があるそう。  

 今年も市場にはたくさんの笹が集まりました! 

 笹は切り口から吸うよりも葉から蒸発するほうが多いため、

 空気に当たると葉が丸まりやすい植物。

 ですから市場にはこのようにビニールに入った状態で出荷されてきます。

 

 

 

 

こちらは1m60cmくらい。
こんなに長いものも!
見上げるほど☆
台車の2倍以上の長さです。
                                  
 
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 日本の七夕
 

  それでは日本ではどのように七夕が広まったのでしょうか。

 それは七夕の時期は、ちょうど稲の開花期にあたり、水害や病害などが心配な時期です。

 そこで、収穫の無事を祈り、棚機女(たなばたつめ)という巫女が水辺の棚の上に設けられた機屋で

 棚機(たなばた)と呼ばれる機織り機を使って先祖に捧げる衣を織りあげ、それを祀って神の降臨を待つという行事があったそうです。

  この行事がやがて中国の乞巧奠(きっこうでん)という行事と交じり合い現在のような形に定着していきました。

 もともとは「7月7日の夕方」を表して"七夕(しちせき)”と呼ばれていたものが、

 棚機(たなばた)にちなんで"七夕(たなばた)”という読み方に変わっていったそうです。

  日本では全国的に、短冊に願い事を書き葉竹に飾ることが一般的に行われています。

 ちなみに短冊などを笹に飾る風習は、江戸時代から始まったもので、日本以外では見られないそうです。

 
 
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 こちらはセリの様子です。 
 

 

 今年は昨年よりも1割程少ない入荷となりました。

 売れ筋は幼稚園などでも使われるような1mくらいの短めのもの!

 そして七夕前日は2m-2m50cmくらいの長いものもよく動いていました。

 金額は短いものは昨年並み、長いものは昨年に比べると2割ほど安くなっているものの

 質については昨年よりも良くなっているとのことです。

   
 

  日本では全国で七夕まつりが行なわれます。

 特には、仙台市・平塚市・安城市・相模原市・高岡市(旧戸出町町域)・一宮市・静岡市清水区・

 ふじみ野市(旧上福岡市市域)・福生市・茂原市・杉並区阿佐谷などが大規模なものとして知られています。

 これらのほとんどは戦後からで、地域を活性化する目的で始められたようです。

 

  仙台では古くから干ばつや冷害などによる飢饉が多発していたため、天災を祓う目的で短冊に祈りを捧げていたと言われます。

 そして伊達政宗が婦女に対する文化向上の目的で七夕を奨励したため、

 藩政時代から武家・町人ともに各戸の軒先に笹飾りを出していました。

 明治・大正期にも細々と続けられ、それを継承して1927年に商店街で大規模に飾りつけたのが現在も続いています。

 また、各地の飾りつけに見られるくす玉も仙台七夕が発祥です。  

 
 
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 「カスミソウの日」
 

 7月7日は「カスミソウの日」でもあることをご存知でしょうか?

 白いカスミソウが七夕の空に現れる天の川のようだという理由からだそう。

  ナデシコ科。夜空の小さな銀河のように白い小花を咲かせます。

 英名はBaby's breath(赤ちゃんの吐息)です。

  いつもは他の花を引き立てる脇役になることが多いこのカスミソウを

 ぜひこの機会にメインとして使ってみてはいかがでしょうか?

 
 
 
 
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 こちらはセリの様子です。 
 

     
 
 
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 他の銀河系の花とあわせてみてはいかが?
 
 ↓アーティーチョーク

   
 
 ↓ベッチーズブルー                                   ↓エリンジューム

     
 
 
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 他にも旬の花がたくさん!

↓フロックス                                          ↓スモークツリー

   
 

 

 
 

 
 
ぜひともこの七夕に「笹」と「カスミソウ」をお楽しみくださいませ♪
 

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