大田花きでは12月14日、お正月に向けて松市が行なわれました。
通常日曜日は休市ですが、
この「松市」と来週21日に行なわれる「千両市・苔梅・苔松市」は開市となります。
今回の歳時報告では松市前日の荷受けの様子から、
当日松市の様子をご紹介いたします。
しかし松市前日は部署を問わず、たくさんの社員が荷受けにかかわります。
こちらはトラックの荷台を下ろして荷受け
こちらが台車に積まれた松です。市場内にも北側施設にもところ狭しと松が台車に載せられています。
このように、市場内が松で埋め尽くされるのは1年に1度、この日だけです!
本日もたくさんのお客様にお集まりいただきました。
大田花きの客席は約600席はほぼ満席!! 誠にありがとうございました。
松にもいろいろな種類があります。本日取引された松の種類を一部ご紹介いたします。
本数の取扱数量は1,080,000本となりました。
若松、門松、蛇の目松は昨年に比べ少ない入荷でしたが、
カラゲ松と大王松は増加、根引松と五葉松は昨年並みの入荷となりました。
本年は、夏場の高温・干ばつ、秋口の低温・長雨の影響を受けて
側枝の痛みにより若松の上位等級を中心に入荷減少となりました。
そのためカラゲ松が大幅に入荷が増えました。
門松はここ数年水害の被害で切れてないため、
4、5年生の畑が増えたため長尺物中心の入荷となりました。
門松を始めお正月の生け花やアレンジに松は欠かせません。
元々は門松は年に一度お正月に訪れる歳神様の目印であり、またそこに神を迎えて祀っていました。
また松は寒い冬も耐え、一年中葉を落とさない常緑樹であるため、永遠の命を象徴し縁起のよいものと考えられています。
ぜひ皆様も松を飾ってお正月をお迎えください。
松につきましては、弊社HPのショーケース、うるおい花情報でもご紹介させていただいております。