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 7月7日 七夕/カスミソウの日

 

 7月7日は七夕です。 

 この時期は、ちょうど稲の開花期にあたり、水害や病害などが心配な時期です。

 そこで、収穫の無事を祈り、棚機女(たなばたつめ)という巫女が水辺の棚の上に設けられた機屋で

 棚機(たなばた)と呼ばれる機織り機を使って先祖に捧げる衣を織りあげ、

 それを祀って神の降臨を待つという行事があったそうです。

 この行事が中国の乞巧奠(きっこうでん)という行事と交じり合い現在の形に定着していきました。

 もともとは「7月7日の夕方」を表して"七夕(しちせき)”と呼ばれていたものが、

 棚機(たなばた)にちなんで"七夕(たなばた)”という読み方に変わっていったそうです。

 日本では全国的に、短冊に願い事を書き葉竹に飾ることが一般的に行われています。

 短冊などを笹に飾る風習は、江戸時代から始まったもので、日本以外では見られないそうです。

 
 
 
 ★★★
 七夕といえばまずは笹!!
 
     
 

 七夕には欠かせない笹!

 笹の名前は風で葉っぱが触れ合う音が 「ササッ」というところから名付けられたと言われているようです。

 今年も市場にはたくさんの笹が集まりました! 

 笹は切り口から吸うよりも葉から蒸発するほうが多いため、空気に当たると葉が丸まりやすい植物。

 ですから市場にはこのようにビニールに入った状態で出荷されてきます。

 乾燥しやすく、茶色く変色しやすいササを長持ちさせるためには

 @水を打ったコモにまいておく。

 A透明の袋に入れたままにし、なるべく風を当てない。

 などの措置をすることをお勧めいたします。

 ぜひ七夕当日まで笹を長く楽しんでください!

 
 
 ★★★
 七夕の花はナデシコ?
 
 古い花伝書には七夕の花は仙翁花と桔梗とあります。

 仙翁花は中国原産のナデシコ科の多年草。桔梗はキキョウ科で、秋の七草の一つです。

 そして山上憶良の「秋の野の花を詠む歌二種」には、七夕の花は秋の七種(萩、薄、桔梗、ナデシコ、葛、女郎花、藤袴)と出てきます。

 平安時代の文学には、七夕には撫子の花の優劣を競ったと思われる「瞿麦合」(なでしこあわせ)」が伝えられます。

 このため七夕の花は撫子と言われるようになったそうです。

 
ナデシコ
     
     
 
キキョウ
     
 
 

 日本では全国で七夕まつりが行なわれます。

 特に、仙台市・平塚市・安城市・相模原市・高岡市(旧戸出町町域)・一宮市・静岡市清水区・

 ふじみ野市(旧上福岡市市域)・福生市・茂原市・杉並区阿佐谷などの七夕は大規模なものとして知られています。

 これらのほとんどは戦後からで、地域を活性化する目的で始められたようです。

 

 仙台では古くから干ばつや冷害などによる飢饉が多発していたため、天災を祓う目的で短冊に祈りを捧げていたと言われます。

 そして伊達政宗が婦女に対する文化向上の目的で七夕を奨励し、藩政時代から武家・町人ともに各戸の軒先に笹飾りを出していました。

 明治・大正期にも細々と続けられ、それを継承して1927年に商店街で大規模に飾りつけたのが現在も続いています。

 また、各地の飾りつけに見られるくす玉も仙台七夕が発祥です。

 
 
 ★★★
 「カスミソウの日」
 

 7月7日「カスミソウの日」でもあります!

 夜空の小さな銀河のような白い小花を咲かせるカスミソウが

 七夕の空に現れる天の川のようだという理由からだそうです。

 カスミソウは七夕の花「ナデシコ」と同じナデシコ科。英名はBaby's breath(赤ちゃんの吐息)です。

 カスミソウを長持ちさせるには

 @キレイなハサミで花を切り、よく洗った花瓶に活ける

 A水を腐らせてしまうとバクテリアが発生します。水替えはこまめに!

 B品質保持剤を水に混ぜる

 C直射日光、高温は避ける

 などがお勧めです。

 

 ぜひこの機会にカスミソウを飾って、七夕を満喫してみてはいかがでしょうか?

 
 
     
 
 
染めのカスミソウも人気です!
 
 ピンク        ブルー    
     
 パープル        ライトブルー    
     
 オレンジ        イエロー    
     
 ライム        レッド    
     
 グリーン            
 
 
 
 ぜひともこの七夕に「笹」と「ナデシコ」、そして「カスミソウ」をお楽しみくださいませ♪

株式会社 大田花き