今年の中秋の名月、いわゆるお月見は9月14日です。
お月見とはその名の通り、満月などのつきを眺めて楽しむこと。
旧暦の8月15日の夜に月見団子や里芋、枝豆や栗などの収穫物と御酒を供え、
ススキを飾って月を愛でます。
現在は太陽暦なので、年によって中秋の名月の二日は変わりますが、
月の満ち欠けを基準とする旧暦だと、15日は必ず満月になります。
旧暦では7月が初秋、8月が中秋、9月が晩秋。
そのため日本人は8月の満月を「中秋の名月」といって格別なものとしました。
お月見といえばやっぱりお団子とススキです!
ススキは中秋の名月の時期のものであることから、
全国でお供えされるようになったそうです。
ススキをお供えすることで収穫物を悪霊から守り、翌年の豊作を祈願する意味があるとされます。
またお供えしたススキを家の軒に吊るしておくと
「一年間病気をしない」という言い伝えもあるそうです。
ススキの「スス」は、葉がまっすぐにすくすく立つことを表わし、
「キ」は芽が萌え出でる意味の「萌(キ)」 だと言われています。