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JA北つくば フェア

  〜いよいよ出荷最盛期!!”トルコキキョウ・アスター・小菊”よろしくお願いします〜

 

 ◆日時  ;6月1日(月)〜6日(金)
 ◆場所  ;東京都大田市場(中央通路)

 

 ◆花材提供産地;JA北つくば 明野,結城      

 ◆展示品目   ;トルコキキョウ

            アスター

            小菊

            ブプレリウム

            ヒマワリ

            テマリソウ

            グロリオサ

            ゴールドスティック

            ナルコラン

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       JA北つくばでは、いよいよ出荷最盛期に入るラインナップ、

”トルコキキョウ・アスター・小菊”をご紹介しました。

安定した品質でコンスタントに供給できるのが同産地の特徴です。

  ぜひお試しください。

 

牧内 博文さん(MIDORI Flower)に

”JA北つくば“の花を中心にデザインを

提案していただきました。

 

◆産地のご紹介◆

JA北つくば


関東平野のほぼ中央、紫峰筑波山を南東に臨む茨城県の南西部に位置。
東京から60〜80Km圏内にあり、東部は筑波研究学園都市に、北部は栃木県に接しています。


直線距離で東西に約28Km、南北に約20Kmの広さを有する、総面積360Kuの広大な田園地帯は、
温暖な気候と豊富な降水量に恵まれた土地で、

”トルコキキョウ、アスター、コギク、その他草花”を中心に、栽培しています。

          

 

A北つくば最大の出荷品目
小菊

 

 

  年間約300万本出荷。
  品種数は約90種。
 

  平成21年度は320万本の出荷を計画しています。

  豊富な作付量と安定した品質で、お花屋さんを

  支えています。

品 名

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

 

小 菊

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本一の出荷量です!!
アスター

 

 

 年間80万本。品種数は約10種。
 ステラシリーズを中心にバリエーションに富んだ作付です。

 

 

 

  (※よく問い合わせを受けるステラシリーズの名前の見方。)

”ステラトップブルー”

”トップ”とつくと、

薄い花、白い花が

混ざるタイプ

”ステラローズ”

”シリーズ名+色の名前”

は単色タイプ

 

品 名

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

 エゾアスタ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アレンジアスタ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※電照加温の利用により周年出荷体制を確立。

 

いよいよ出荷最盛期に突入
トルコキキョウ

年間20万本生産。

加温促成〜抑制まで長期的な出荷を目指しています。


“使いやすいフォーメーション”を重視した仕立てが特徴。

   

◆おすすめ品種◆

”ダブルピンク”

 

ウエディングブーケに最適のアイテムです。

重ねの多さと花色の明るさで、他の品種に差をつけています。

毎年欠品してしまう品種ですので、ご予約はお早めにどうぞ!!

品 名

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

トルコギキョウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆フラワーデザイナーのご紹介◆
 

牧内 博文さん
MIDORI Flower

 

 大田区本羽田でお花屋さんをされているデザイナーさんです。

生花からプリザーブドまで

牧内さんの手から紡ぎだされたアレンジは

どれも本当に魅力的です。

⇒ www.midoridori.com)

     

        

 

◆花レシピ◆

 ・ トルコキキョウ 2種 (JA北つくば産)

 ・ ブプレリューム (JA北つくば産)

 ・ ナルコラン (JA北つくば産)

 ・ ブバリア (JA北つくば産)

 ・ ユリ スイートメモリー

 ・ ディクタムナス 花付き(オレガノの花)

 ・ ローズマリー 

 ・ ブルーベリー

 ・ タチアオイ(ホリホック)

 ・ ミントブッシュ

 ・ 姫ツルキキョウ

 ・ 手まり草 (JA北つくば産)

 ・ ヒューケラ

 

   

   

 

◆花レシピ◆

 ・ アレンジアスター 各色5本 (JA北つくば産)

 

 

 

                       

◆花にまつわるエピソード◆

 トルコキキョウはリンドウ属のトルコキキョウ亜族。
 北アメリカのネブラスカやテキサスの原産。

正真正銘 MADE in JAPAN  〜トルコキキョウの歴史〜

 トルコキキョウの切花生産技術は、わが国で開発され短期間に飛躍的に発展した。
 1835年ヨーロッパ経由で日本に導入され、1950年頃から長野県で切花として栽培されていた。
 1970年代には民間育種による品種改良が進み、1980年代には種苗会社によるF1品種が販売されるようになった。
 現在主要な種苗会社が取扱う品種数は300を超えるといわれ、

 最近になってオランダをはじめとするアメリカやヨーロッパでも切花や鉢物として生産されるようになった。

トルコ原産でないのに”トルコ”? キキョウでないのに”キキョウ”? 〜その名前の由来〜

 まず、トルコ原産でもないのに”トルコキキョウ” というその由来は、

 「つぼみの形がイスラム教の協会”モスク”に似ているから」、

  「トルコ人が頭に巻いているターバンに似ているから」と、諸説ある。

 また、分類上がキキョウの仲間でもないのに”キキョウ”というその由来は、

 桔梗に似た紫色の花色からその名が付いたとの説がある。

 古典園芸の世界では”桔梗咲き”の花形が重宝されているので、

 日本人が古くから愛した花の好みも影響しているかも知れない。

厳しい環境を生き抜いてきた証拠 

  〜遺伝子に高い頻度で変異が出るEustoma属の自生種たち〜

トルコキキョウの遺伝的なルーツをたどってみると、次の3つの自生種に辿りつく。
 1)E.exaltatum
    自生地域 ⇒大アンティル諸島とバハマ諸島の温暖な沿岸の砂丘、
             フロリダからカリフォルニアに至る北米南部の低湿地と中間部の林間地、
             メキシコからベェネズエラに至る中央アメリカ。 
    好きな場所 ⇒海岸地帯の砂地。

 2)E.barkleyi 
    自生地域 ⇒メキシコのCoahuiala地方のみに自生。
    好きな場所 ⇒周囲に樹木類がない風通しのよい所。湿地の周辺で、他の植生が草丈50cm以下の環境。

 3)E.grandiflorum (Raf.) Shinn.
    自生地域 ⇒北米のネブラスカ
             この自生種は遺伝的には4倍体で最も大型の種。

             現在の大輪でバラエティ豊かなトルコキキョウの主軸となっているのはこの系統の血が濃い。

 いずれも厳しい自然環境が背景にあり、遺伝子変異の出現率の高いこの種が生き永らえたと考えられる。

 私達にとって身近なメキシコと言えば、、、
 植物ではサボテン、ファッションではポンチョやテンガロンハット、そしてタコス,ビールといった食文化。

 この夏、照りつける太陽と広い海の景色に出会ったら、

 遠い地で雄大な自然と共にあったトルコキキョウのご先祖様に想いを馳せてはいかがでしょうか。

◆参考文献
1)週間朝日百科 世界の植物,通巻17号,昭和51年3月14日発行,朝日新聞社
2)実践花き園芸技術 トルコキキョウ 栽培管理と開花調整,2003年9月30日,大川清,誠文堂新光社

 

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