裏年(うらどし)⇔ 表年(おもてどし)
千両の作柄の話題で、よく出てくる用語、その年の実のなり具合を示しています。
「表年」とは、実りの多かった年を、「裏年」とは、実りの少ない年を差します。
程度の差はありますが、表年と裏年はほぼ交互に来るそうです。
これは植物の生理現象によるもので、植物の体内に蓄積したエネルギーが翌年の花芽形成
に影響する為に起こります。
豊作の年は、その分多くのエネルギーを消費しています。
翌年は、前年の実りの季節に比べ植物体内に蓄積しているエネルギーが少ない傾向にあり、
結実も少ないことが多いのです。
生産者はこの植物の性質を心得ていて、安定した収穫の為に表年と裏年で管理を変えて
いるとのこと。
植物と対話をしながら、よい千両ができるように応援しているという訳です。
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