大田花き ロゴ 大田花きコーポレートサイトへ
イメージ 歳時報告
歳時報告トップ>千両・苔松・苔梅大市2010 

 

日本の良き文化継承を!

毎年恒例、大田花きの

“千両・苔松・苔梅大市 2010”

開催しました。

 

12月19日(日)朝7:00開市

 

今年もたくさんの皆様にご来場いただきました。

ありがとうございました!!

今年の千両の総入荷本数は、98万本!!

 

本年の千両は、春先の低温の影響を受け、新芽の花付きが悪く、

また、夏場の猛暑の影響により 焼けや枯れなどの被害が

特に下等級中心に出ており、入荷減少となりましたが、

上位等級は例年並みの入荷となりました。

では、まずは前日(18日)の様子からご覧ください。

 

 管制塔となるロジスティック部門が、随時 トラックの到着時間を確認しながら、

荷受のスケジューリングを行います。  

   

       到着した千両は、実を落とさないよう大事にトラックから降ろしていきます。 

苔梅なども同様に、苔や枝を傷つけないよう、慎重に台車に積んでいき、スタンバイOKです。

外はまだ暗い早朝のセリ場は人もまばら。

冬の澄んだ空気と、年に一度の大市という緊張した空気が張り詰める、

活況の前の静けさです。

   

2010年 千両・苔松・苔梅大市スタートです!

松市同様、年に一度の大市のセリを務めるのは、若手4人。

声が嗄れるほどの気迫で、商品をお客様にアピールします。

セリ人達が自信を持ってお勧めする千両は、ボリューム満天!

              

 千両は、その名前の縁起の良さからお正月に使われるようになったそうです。
 “富と財産の象徴”と言われており、さらに赤い実は“不浄なものを清める”

    と言われることから魔除けのためにもお正月の飾りと親しまれています。

 

 良い千両を見分けるポイントは、

  1.全体のボリューム

  2.実付き

  3.実の艶(つや)

  4.葉の色

 色はこの3種類です。

オレンジ

 

 

      千両に続いて、苔松・苔梅のセリです。

 

今年の苔松は、昨年に比べ大きい物を中心に夏場の猛暑の影響で入荷量が減少。厳選品に関しては例年よりやや単価高で推移しましたが、手頃なサイズについては昨年並みの単価で取引されました。

苔梅は、生産者の増加に伴い、多様なラインナップとなりました。

 

        

 今年も、生産者様が、応援に来てくださいました。 ↑中にはこんな巨木も!

 苔松は、全て1点もの!!

 大きさも容姿も様々な松が、次々とセリにかかります。

これだけで飾っても絵になりそうですが、活ける人の想像力を刺激するような素敵な枝ぶりです。

 苔松・苔梅とは、その名前の通り苔のついた松・梅のことです。

 苔は長い歳月をかけて付着します。

 そこに「その年を健康に過ごし、長生きすることを待つ(松)」という願いや、

 久しく続く子孫の繁栄を願う想いを込め、正月の縁起物として飾られるようになったようです。

 

 しかし、苔が生すには長い時間がかかる上に、日当たりのよい場所を好む松が、

 苔の生える環境で生育することは稀で、見つけることも、栽培することも困難だそうです。

 よって、出荷物のほとんどがハリ苔です。

 それでも、古からの日本人の想いは受け継がれているのです。

 

 

 苔梅は、乾燥した古木がほとんどですが、

 

 生木で、蕾が膨らんでいる枝もあります。

 

 


 

今年もたくさんの皆様にご来場いただき、

本当にありがとうございました!!

さて、2010年もラストスパート!

大田花きは、

12月29日(水)“止市”

明けて新年は、

1月5日(水)”初市”

を予定しております。

 

今後も大田花きでは、日本の良き文化を

皆さんと残していきたいと考えています。

来年もどうぞよろしくお願い致します。

株式会社 大田花き