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歳時報告トップ>松大市2011 

 

 

 

 毎年恒例、大田花き“松大市 2011”を

 開催致しました。

 12月11日(日)朝7:00開市

 今年もたくさんの皆様にご来場いただきました。

 ありがとうございました!!

 

 

 競りにかかるまで

  生産者が皆様が愛情込めて育てた松は、大市の前々日〜前夜にかけて市場に到着します。

      数をカウントしながら、社員の手で1束1束 慎重に台車に降ろしていきます。              

    

                  所狭しと市場内が松で埋め尽くされました。

 セリ風景

     12月11日(日)早朝  セリ開始前からお客様も入念に下見をして、セリに望みます。

  

     ↓嵐の前の静けさに包まれるセリ場   最初に競る松もセッテングされ↓スタンバイOKです!

  

    いよいよセリスタート! 

    大田花きはっぴに身を包み、今年セリを担当したのは、こちらのメンバーです。

 

                                      ↑Cセリ台↑                       ↑Dセリ台↓

 

                  ↑Eセリ台↑ 

 

                                         ↑Fセリ台↑

  

                                いつも増して手やりにも力が入ります。

  ※手やりとは、競りの時に使われる手振りで、品物の値段や数量を指で示すことです。

   符丁(ふちょう)と言われる独特な数字の言い回しと共に、機械セリである花の競売でも

   今もなお使われています。

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  今年も、昨年並みの本数が入荷しました。

  春先の低温と、夏場の高温・干ばつの影響により、草丈の伸びが悪く、

        一部の上位等級や長尺物は減少しましたが、近年需要が高まっている

        アレンジに最適で手頃なカラゲ松は潤沢に入荷しました。

 
 
 

ここで、松に纏わる豆知識です。

★門松を作る松も竹も常緑樹で枯れないことから

 神聖視され、「神の依り代」として古来から大切に

 されてきました。

 一夜飾りが良くないとされるのは、年神様を慌しく

 迎えるのは失礼にあたるかことからです。

 

★正月は神道の神様である「年神様」を

 お迎えし新しい年の豊穣を祈る行事。
 1年の初めの月だけを数字で言わず「正月」

 というのは、年神様のことをお正月と呼ぶこと

 もあることからです。門松を立てるのは年神様

 が降臨する際に迷わないように目印とする

 ため。           (参照:花研手帳)

 このような季節の行事に関わる事柄や、

   旬のお勧め花など情報盛りだくさんの

花研手帳←こちらをクリック!

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松市では、様々な名前の松が入荷しています。 

そこで、 

 

★松の品種が違うようですが、実は同じ1枚の畑から

 切り出した同じ種類の松で、選別したものを異なる

 名称で呼んでいます。よって、


 @一番太いものは門松

 A門松の次に太く、芽生えてからあまり年月の

   経っていないものを若松

  Bさらに細いものをカラゲ  と呼びます。

 

 

         ↑松の圃場

 

出荷される松はクロマツの実生苗を密生させ、

年月かけて徒長させたものです。

 

そうすることで、節間の長い松が出来上ります。

なんと、出荷できる程の丈に成長するには

3〜4年を要するのです。

改めて、生産者の皆様、ありがとうございます!

では、それぞれの姿と特徴をご覧ください。

門松

若松

カラゲ松

足がすっと長く、肩(かた)が

あります。

肩とは、側枝のことで、十手(じって)

とも呼ばれます。

足がすっと長くて肩(かた)が

あります。

門松に比べると、少し細く、

若い木です。

肩がなく、門松や若松よりも細いですが、その分リーズナブルです。
お正月の雰囲気を出すアレンジなどに最適で手頃なことから近年人気が高まっています。
根引き松
蛇の目松
大王松
その名の通り、根っこごと出荷される松です。
大地を踏みしめ、地に足がついた生活が送れますように!との願いから根を残したとも言われています。
その名の通り、蛇の目傘のように開き、中心部が黄緑色の綺麗な色彩の松です。 葉が乱れないよう縛られて、入荷しますが、長い葉を活かして、お正月を大胆に演出できます。
 
五葉松
三光松

 
枝先に葉が5つの束に分かれてつきます。 3つ又に分かれた枝先が美しい仕立て。短い葉が塊になってつきます。  

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続いて気になるポイント!    

 

 

葉に傷がない

葉の長さが一定で硬く締まっている
★葉が黒緑色に近い
  

 

  

  生産者の方によると、鮮度を保つために保冷庫での管理は必須!だそうです。

  そして、葉が締まった良い松は、掌をあてると非常に痛いです。お試になる場合はご注意を!!


  こうした松の生産者様に伺った良い松の見極め方や、栽培に纏わる苦労話などは、

   でご紹介しています。 どうぞご覧ください。

 

 

  ぜひ皆様も、来る年の多幸を願いながら、日本古来からの花文化を受け継ぎ

  生木の門松を飾って、新年をお迎えしてみてはいかがでしょうか? 

 

  さて、大田花きでは松に並んでお正月には欠かせない千両苔松苔梅大市

  12月19日(日)に開催いたします。 どうぞ宜しくお願いします。

 
株式会社 大田花き