生産者の手によって愛情込めて育てられた千両は、大市の前々日〜前夜にかけて市場に到着します。
千両が到着してしばらくすると、(↑)早くも販売担当者と仲卸業者さん、お花屋さんが(↑)
「待ってました!」と今年の千両の出来を確認しに集まってきました。
千両だけでなく、やはりお正月には欠かせない苔松、苔梅、竹も入荷します。
↓こちらは根付きの竹です!
苔松、苔梅とは、その名前の通り苔のついた松と梅のことです。
苔は長い歳月をかけて付着します。
そこで、「その年を健康に過ごし、長生きすることを待つ(松)」
という願いや、久しく続く子孫の繁栄を願う想いを込めて、
正月の縁起物として飾られるようになったと言われています。
しかし、苔が生すには長い時間がかかる上に、日当たりのよい
場所を好む松が、苔の生える環境で生育することは稀で、
見つけることも、栽培することも困難だそうです。
よって、苔松の出荷物のほとんどがハリ苔です。
苔松は大きさも、枝ぶりも様々。
枝や苔を傷つけないよう気遣いながら、
社員の手で1束1束 慎重に台車に降ろされます。
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