フロリスネット


日本は2005年IT国家を見越して各分野においてIT化が急がれている。花の分野においても電子商取引ができるようEDI構築に向けこの2月からフロリスネットのテスト稼動が始まった。
フロリスネットは今まで産地から卸売市場へ出荷情報、卸から産地へ売り立て情報を行うフローラシステムとFIOSシステムの異なる陣営の二つを一本化し、インターネットで通信するEDIシステムだ。2月をもって長い間お世話になったフローラシステムとFIOSシステムがなくなりフロリスネット一本となる。

現在日本花きコード(メンテナンスは社団法人日本花き卸売市場協会)は必須とはなっていないが、2005年4月からはすべてコードは日本花きコードになる予定である。花きコードを使ったフロリスネットが誕生すれば花き業界にいる全員が重複業務を省けて経費削減に繋がる。
なんといっても等階級まで入れて卸売市場では10,000〜15,000アイテムも毎日取り扱っているし、新品種も毎年2,000も登場し、1,000は消えていく。このようなスケールメリットを出しにくい業界だから統一のインフラが欠かせないというわけだ。

花き業界全体を考えたフロリスネットの成長を願う次第である。




2004/02/09 磯村信夫