季節の花木特集 〜春に花を咲かせる花木と、新緑の枝もの〜
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初夏に先駆けて枝いっぱいに花を咲かせ、いよいよ見頃を迎えた
春の花木をご紹介いたします! |
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■利久梅
中国原産 バラ科 出回り時期:3月〜4月
利久梅は”梅”と呼ばれますが、実はバラ科の花木です。
梅の花に似ていることから別名「梅咲きウツギ」とも呼ばれるようです。真っ白な花を枝いっぱいに付けて満開に咲く様子は、素晴らしい見応え!ふっくらしたつぼみも可愛らしいです。
もともとは中国原産ですが、日本には明治時代末期に渡来しました。
現在でも茶花には欠くことのできない、春ならではの花木です。
〜展示品ご協力産地〜 群馬県 真田せつ子さん
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■レンギョウ
中国原産 モクセイ科 開花期:4月上旬
初春に花を咲かせる花木の多くは、葉より先に花をつけます。
レンギョウもそのひとつで、春先に黄金色の花を枝に付け、良く目立ちます。
日本へは江戸時代初期に渡来して以来、庭木として親しまれてきました。
中国では「迎春花」と呼ばれます。
日本の春といえば「桜」、中国の春といえば「レンギョウ」といったところでしょうか。
〜展示品ご協力産地〜 群馬県 堀口 保利さん
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■八重ヤマブキ
日本、中国、朝鮮半島原産 バラ科 出回り時期:3月〜4月
八重ヤマブキは、ヤマブキの園芸品種です。
おしべは八重の花びらになり、めしべは退化してしまったため
通常の一重咲きのヤマブキと違って実がなりません。
ヤマブキは日本、中国、朝鮮半島などに原生しています。
アジアの国々にとっては馴染み深いものですが、ヨーロッパでは
イエロー・ローズ(黄色いバラ)やジャパン・ローズ(日本のバラ)と呼ばれ
珍しい花木として知られているようです。
〜展示品ご協力産地〜 埼玉県 早船 富雄さん
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■ハナミズキ
北アメリカ原産 ミズキ科 開花期:4月中旬〜5月上旬
ハナミズキはミズキ科の仲間ですが、花のように見えるガクが美しいことから
花水木と呼ばれるようになったといいます。
花の形がヤマボウシに似ていることから、アメリカヤマボウシとも呼ばれるようです。
大きな花びらに見える部分は、ガクが変化して「ホウ」と呼ばれる部分のこと。本当の花は、ホウの中央に小さく集まっています。ハナミズキは初夏に花を咲かせ、ホウが鮮やかに紅葉する秋口まで変化を楽しむことの出来る花木です。
〜展示品ご協力産地〜 埼玉県 宮田 保さん
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■ビバーナム スノーボール
モクセイ科 出回り時期:周年(輸入品を含む)
ビバーナム「スノーボール」はアジサイに似たポンポン玉のような花を
咲かせる花木です。ライムグリーンの花は咲き進むにつれて白くなり、その名の通り”スノーボール”になります。ブーケ花材としても使いやすく、欧米での人気が日本国内にも広がって年々人気が高まっているようです。
オランダからの輸入品は周年流通していますが、春先になると国産が
出回るようになります。今年も和歌山県、愛媛県、静岡県を始め国内産力
出荷が始まりました。
〜展示品ご協力産地〜 愛媛県 本所)えひめ中央農協
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初夏を代表する新緑の枝物 |
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■夏ハゼ
ツツジ科 出回り時期:4月〜9月頃
日本庭園の樹木としても好まれる夏ハゼ。
その名の由来は、秋に紅葉するハゼノキに似ていることから名付けられました。
いち早く夏の終盤から、ピンク〜紅へと紅葉が始まります。
夏ハゼはブルーベリーの仲間で9月頃に実る黒褐色の実は甘酸っぱく
果実種などにも利用されます。
〜展示品ご協力産地〜 京藤)川井保勝さん |
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■木苺
バラ科 出回り時期:3月〜4月
木苺には大きく分けてラズベリー、ブラックベリー、ハイブリッドベリーと
3品種あり、日本に自生する木苺はラズベリーに分類されます。切り枝として出回るのは「梶苺」と呼ばれるトゲのない品種で、モミジのような葉の形から「モミジイチゴ」とも呼ばれるようです。新緑は早春から出回りますが4月には小さな白花を咲かせ、5月末に実をつけます。新緑から紅葉まで、四季折々に変化を楽しむことが出来ます。
〜展示品ご協力産地〜 京藤)川井保勝さん
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■ドーダンツツジ
ツツジ科 出回り時期:2月〜11月頃
新緑は早春から出回り、4月〜5月頃になると枝先からスズランのような白い小花を
枝いっぱいに咲かせます。
整った樹形と、優しい枝ぶりが清々しさを感じさせてくれる初夏の枝ものです。
秋に真っ赤に紅葉した葉も美しく、年間を通して楽しむことが出来ます。
〜展示品ご協力産地〜 京藤)川井保勝さん
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