大田花き 大田花きコーポレートサイトへ
 

« A重油下がる しかし・・・ | トップ | 消費者中心経営 »

2008年12月 8日

第50週の荷動き

いつもだと繁華街だけ定点観測を行なうが、昨日はそのうちの一つのお台場と品川、大井、大森の住宅地や商店街で観測を行なった。

お台場ではアクアシティを見てみた。新しく開発された商業地として人が集まるが、お台場という土地柄か海のイメージでクリスマスということではなさそうで思ったよりも人は少なかった。買い気については他の商業地との競争による減が半分、そして景気の悪さがそれに追い討ちを掛けているといった感じだ。一方、ホテルは二つあるがいずれも結婚式はコンスタントに行なわれていて昨日も何件もあり、その意味では結婚式のスポットとしての人気は高いようだ。

高輪、品川から大森、蒲田にかけての花店は日曜には5軒に3軒は営業しているが、2軒は休んでいるといった風で、質の良いシクラメンやポインセチア、シンビジュームなどが店頭を賑わせてはいるが、荷動きは今ひとつといったところであった。特にシクラメンについては、ヨーロッパと同じ様に多くの人は小さな鉢の方が好きで、大きな鉢の方が好きな人は以前に比べて少なくなってきている。だから市場でも大きいものを作る技を持つ荷主さんの荷をしっかり評価し販売しなければならない。来年はさらにフォーマルな感じのシクラメンからカジュアルなシクラメン、小さなシクラメンに移行するだろう。需要は街の花屋さんでもそのようになっている。家族も個人化しており、花鉢もシクラメンだけでなく、シンビジュームも一回り小さくなっている。景気動向から大鉢の業務用から小鉢のパーソナルユースへの流れは加速化している。


P.S. COP商品のPR
日経流通新聞に大田花き花の生活研究所が参画しているCOPステーション発売のカーボンオフセットプラントが紹介されたので問い合わせがあり、ここでもポイントのみお答えします。

今年の4月、丸の内フラワーウィークスでCOP(カーボンオフセットプラント)の商品紹介をしました。大田花き花の生活研究所と大田花きの商品開発室で商品を開発し展示したのです。その後、実際にどのくらい炭酸ガスを酸素に代えているか実測し、計器を使って目に見える形で商品の効能を説明しようと、町田にある株式会社C.H.C.システムと協業し、「COPステーション」というショールームをつくり、そこで実測をしてきました。

科学的な検証に加え、観賞価値の高いデザインも盛り込みましたので、この度日経流通新聞にお知らせしたわけです。夜間も炭酸ガスを吸って、屋内で長生きする。そして見た目にも大変美しい。良いところだらけの商品がCOPです。ご興味のある方は「COPステーション」までお問い合わせください。(TEL:03-3485-2830)

投稿者 磯村信夫 : 2008年12月 8日 00:00

Copyright(C) Ota Floriculture Auction Co.,Ltd.