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2016年2月29日

埼玉県洋蘭生産者組合
ホワイトデーはカラーを贈る日


■埼玉県洋蘭生産者組合
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おはようございます。セリ前の貴重なお時間を頂きましてありがとうございます。私たちは埼玉県洋蘭生産者組合です。
本日はカトレアのPRをするため、ご挨拶させて頂きます。

カトレアは周年出荷が可能です。生産はピンク・ラベンダー系の大輪が中心ではありますが、それ以外にも様々な色や大きさがあります。

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今回、多彩なカトレアの魅力を多くの方に知って頂きたく、金曜日まで仲卸通路にて鉢物、そして切花はアレンジメントという形で展示を行っております。

葬儀に使用されるのが大半ですが、それだけではもったいない。もっと様々な場面でカトレアをお使い頂けると思います。
ぜひ展示ブースにお立ち寄り頂き、ご覧になってください。


■ホワイトデーはカラーを贈る日
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ただいま御紹介に上がりました愛知県JAあいち海部早尾花卉組合の事務局大橋です。本日、このPR活動に参加している、千葉・愛知・熊本のカラー生産者、関係者を代表しまして、ごあいさつさせていただきます。

私たちは、「ホワイトデーはカラーを贈る日」を合言葉として、H22年より千葉・愛知・熊本3県での合同キャンペーンを行っております。

この冬は、気温の変動が激しいことから出荷が不安定になる時期もあり、買参人の皆様にはご迷惑をおかけいたしましたが、現在は暖冬の影響で前進ぎみの生育状況で出荷量も平年より増加傾向にあります。

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中央通路にて品種展示も行っておりますが産地一同、品質の良い商品をお届けできるよう尽力して参りますので、どうか、この純白の花であるカラーを今後ともご愛好いただくと共に、この「ホワイトデーはカラーを贈る日」キャンペーンにご賛同いただき、一緒に盛り上げていただくようお願い申しあげます。

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【JAあいち海部 園芸指導課 係長 大橋 様】


2015年12月24日

2015 千両・苔松苔梅大市

今年もあと僅かとなりました。もうすぐ、お正月...ですね。
松と並んでお正月に欠かせないものと言ったら、千両です!
12月20日(日)恒例の「千両・苔松苔梅大市」が開催されました。
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セリ開始前の緊張漂うひとときです。苔松や苔梅が台車に乗せられ、セリの開始を待っています。同じものはひとつとない一品もの。多くのプロの目利き達が吟味しています。
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本年もたくさんのお客様を前に、いよいよ千両・苔梅苔松大市の開始です! 

まずは千両から。
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どのセリ人も気合いの入った掛け声で、次々と千両が競り落とされていきます。

続いて、苔松苔梅です。
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このような枝ものを、形よく見せるのもセリ人の技術のひとつです。

千両は冬の寒い時期に赤い実を豊かにつける貴重な植物で、その価値はお金(千両)に値するという意味から「千両」と名付けられたそうです。

また、松は長寿や健康を願うものとして。梅は寒い冬を耐え、百花の中で一番最初に咲く花であり、春の訪れを伝える喜びの花ともされています。これらのことから、千両や松、梅は大変縁起のいい植物とされ、お正月には欠かせない花材のひとつです。

千両や松、梅を飾って、新たな年をお迎えください。良いお年を...。

(文責:ユニークグローバル室)

2015年12月19日

2015年松大市【セリ編】

12月13日、大きな挨拶の声とともに、今年の松大市が始まりました!揃いの法被に身を包んだセリ人によって、様々な松たちが次々に競られていきます。

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今年の春に入社した私にとっては、初体験の松市。
まず、お客様の多さにびっくりです。
「わぁー通路までいっぱい!」本年も大勢の買参人様にお集まり頂き、年末特有の活気をもってセリは進んでいきます。

こちらは場内の様子。色も形も大きさも、様々な松が所狭しと並べられています。
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いつもはいろいろな花が箱に入れられて並ぶ市場も、今日ばかりは、緑一色!まさに圧巻です。
今年は、秋が暖かかったこともあり、松の生育がよく、入荷量も増加傾向にありました。

一口に『 松 』と言っても、その見た目は様々!
若松、門松、からげ松、五葉松etc。。。。。。。。。用途や枝ぶりによって多種多様な名前がつけられています。
こちらは根引き松。その名の通り、根を切り落とさないまま入荷します。元祖門松とも言える根引き松。一部地域では、今でもお正月の玄関飾りとして活躍しています。
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こちらは五葉松。葉が五本ずつ束になってつくので、五葉松。少し寄ってみましたが、お分かりになりますでしょうか。他の松に比べ、短く詰まった葉と、その濃い色が特徴的ですね。
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そして、葉の中心が金色に色づく、一風変わった色合いのこちら。その名も蛇の目松です。写真はダイナミックな大振りの枝に仕立てられたものですが、アレンジなどにも使いやすいミニサイズのものもあります。
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松市のこの日、市場に集められた松たちは、何年も丁寧に丁寧に育て上げられたものです。同じ名前の松でも、同じものはふたつとありません。色、長さ、太さ、枝ぶりなど、様々な仕立ての違いが、大勢のプロの目によって吟味されていきます。
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お正月に「松」が飾られる由縁には、神様を「待つ」、神様を「祀る」といった言葉から来た、という説もあります。お正月には、「松の節句」の呼び名もあり、松とは切っても切れない関係にあるようです。

2015年も数えるほどとなって参りました。皆様にとってどんな一年でしたか?真冬でも青々とした葉を伸ばす松には、健康長寿を願う意味も込められています。この日、松市で競られた松たちが、2016年の皆様の健康を見守ってくれることを願います。

(文責:ユニークグローバル室 高津)

2015年10月 1日

第19回かぼちゃ大市

夏の終わりとともに、お店や町並みの装飾がオレンジ色に色づきますね。ハロウィンムードの訪れに、心なしか町中がウキウキそわそわ......
そんなハロウィンの飾りといえば、かぼちゃ。そのまま飾ったり、ちょっと一手間、中身をくりぬいてランタンにしたり。ハロウィン気分をグッと高めてくれる、欠かせないアイテムです。

大田花きでは、毎年この時期にかぼちゃ大市を開催しています。
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今年で19回目となるかぼちゃ大市が9/28(月)に開催されました。恒例となった社員の仮装でセリを盛り上げました。テーマはディズニー映画「アナとの雪の女王」!アナとエルサの真実の愛によって、今年の大市も無事に始まったようです!
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形、大きさ、見た目も様々な色とりどりのかぼちゃ達が勢ぞろい。次々に競り落とされていきます。かぼちゃをご出荷いただいている北空知広域連の皆様も、魔法使いの帽子とマントを身につけ、セリの応援に来て下さいました!
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ところで、カボチャのランタン「ジャック・オー・ランタン」ですが、もともとはカブで作られていたことを、知っていますか??
ケルト人のお祭りであったハロウィンには、秋の収穫を祝う、という意味もこめられています。ケルト人はカブやテンサイ等の収穫物をくりぬいて明かりを灯し、悪霊除けとしていました。
しかし、このお祭りがアメリカに伝わったとき、アメリカの人々にとってカブは馴染みの無い野菜でした。そこで、同じ秋の代名詞であり、たくさん獲れていたかぼちゃが飾られるようになったと言われています。

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大人二人がかりでも持ち上げるのがやっとという、大きな大きなかぼちゃから、思わず手に取ってみたくなるような可愛らしいかぼちゃまで。セリ人の威勢のいい掛け声で次々とセリにかかるかぼちゃ達には、いろいろな歴史や思いが詰まっているのですね。

約4万個のかぼちゃが集まった、第19回かぼちゃ大市。今年も皆様のご協力を賜りまして、無事に終了することができました!

「Trick or Treat!」
子どもたちの元気な声とともに、すっかり秋の訪れを告げるアイテムのひとつとなったかぼちゃ達が活躍する日も・・・もうすぐそこです。

(文責:高津)

2015年9月27日

お月見 9/27

♪ うさぎ うさぎ なに見てはねる
十五夜 お月さま 見てはねる ♪ わらべうた『うさぎ』です。

今年の十五夜は9月27日(日)。
もうすぐ十五夜、中秋の名月ですね。
お月見といえば、ススキを飾り、月見団子をお供えして、お月様を愛でるというのが基本ですが、ちょっと変化をつけたい!という方に、今回は"月"や"うさぎ"に因んだネーミングの花をご紹介して参りたいと思います。

まずは、ダリア。
■ムーンストーン
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■ムーンワルツ
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■美月
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色も形もさまざまな月ですね。

続いてはカーネーション。
■かぐや
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■ムーンライト
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■うさぎ
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■ムーンダストシリーズ
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月の光は、白やブルーをイメージさせるのでしょうか?
月に住むのは、かぐや姫?それともうさぎでしょうか?

他にもこちら。
■アルストロメリア "ボイジャー"
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■バラ "ムーンライト"
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■ガーベラ "ムーンリット"
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月=黄色を連想したネーミングです。

このほかにも、花には"ムーン〇〇"や"〇〇の月"といった
品種が数多くあります。

そしてまんまるのお月様をイメージさせる花といえば
こちらのピンポンマムです!
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花より団子派の方には、お団子に見えるかもしれませんね!

今年は十五夜の翌日、9月28日(月)にはスーパームーンも観れるそうです!ススキやお花を飾って、ゆっくり月を眺めるのも贅沢な時間ではないでしょうか...。

(文責:ユニークグローバル室)

2015年8月 8日

【第2回ビクトリー・ブーケ・デザインコンテスト2015】

8月1日(土)~2日(日)の2日間、お台場ヴィーナスフォートにて開催された"第2回ビクトリー・ブーケ・デザインコンテスト2015"へ行って参りました。

このコンテストは「スポーツ&フラワーフェスタ2015」内のイベントのひとつとして開催されました。「ビクトリー・ブーケ・コンテスト」とは、2020年東京オリンピック・パラリンピックのメダリストに贈られる「ビクトリーブーケ」をイメージした「フラワーデザインコンテスト」で、今回100点近い作品の応募があったそうです。
主催"臨界副都心「花と緑」のイベント実行委員会"
共催"東京都花き振興協議会""全国花育活動推進協議会"の3つの団体が、2020年 東京で開催されるオリンピック・パラリンピックに向けて、スポーツ振興と花文化振興の一環として開催しており、本年2回目を迎えました。

屋内のヴィーナスフォートでは、コンテスト以外にも「ステージイベント」「花の展示」「花育ワークショップ」など3つのブースがあり、それぞれ催し物が盛りだくさんのファミリーで楽しめるイベントとなっていました。また屋外では、夏休み園芸教室やガーデンコンテスト、パラリンピック大会 競技体験プログラムなども行われていました。

さて、その中でも、注目度ナンバーワンのイベントは、やっぱり【第2回ビクトリー・ブーケ・デザインコンテスト2015】でした!
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「ビクトリーブーケ」と言えば、記憶に新しいのが2012年ロンドン五輪での、バラのブーケです。英国(イングランド)の国花であるバラとハーブを使ったシンプルなデザインのタッジーマッジーで、製作数は4,400束とのこと。
また、2008年北京五輪では、赤バラを中心とした中国らしい赤一色で統一したブーケ。2004年アテネ五輪は、ギリシャらしいオリーブの枝を使ったブーケでした。
では、2010年のバンクーバー冬季五輪のブーケは?というと、菊、葉物、実物とすべてグリーンで統一したさわやかなブーケでした。

メダリストが手にするブーケは毎回注目の的です。各国、国を代表するような花であったり、あるいはイメージカラーだったり、デザインは様々...。さて、東京オリンピック・パラリンピックでは、どんなブーケになるのでしょうか?!

そして、今回の【第2回ビクトリー・ブーケ・デザインコンテスト2015】も個性あふれる作品が並びました!
一部ですがご紹介いたします。
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こちらは和テイストが光る作品です。どれも涼やかな印象で、紫の色が江戸の粋な夏を表現しています。

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こちらは情熱的なグロリオサを使った作品です。
日本のグロリオサは世界的にも品質が認められています。花言葉は「栄光」。ビクトリーブーケにぴったりです。

このコンテストでは "メダリストを讃えるビクトリーブーケ"として片手で持てるものをテーマに、ハンドタイドであること、デザインに独創性があり作者のサブテーマが表現されていること、国産花きを使用しかつその特性が生かされていること...など厳しい審査基準が設けられています。次はその厳しい審査基準を通過し、入賞した作品をご紹介します。

まずは、入賞作品から...
■Petal(花びら) 三島 聖子様
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■ジャパニーズ スタイル 内 賀代子様
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■Victory in Japan 出崎 徹様
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■アスリート達への賛花 河合 真理子様
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どちらも、作者のデザイン力とテクニックが光る作品です。

そして、栄えある金賞・銀賞・銅賞を受賞した作品はこちらです!
■金賞「Get the dream」 吉岡 京子様
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■銀賞「JAPAN STYLE」 渡辺 誠一様
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■銀賞「大和の心」 黒田 直人様
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■銅賞「JAPONISE」 三田 美江様
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■銅賞「GOAL」 小澤 絢子様
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銀賞・銅賞どちらにも、世界無形文化遺産に登録された和紙が作品に使われており、日本文化をアピールする作品になっています。また、マム(菊)を使った作品も目を惹きます。近年、日本のマムは多種多様になり、いわゆる仏花としての菊ではなく、洋風なアレンジやブーケにもぴったりな、かわいらしい形、色、咲き方のマムが増えています。ブーケに入れても素敵です。

金賞の作品はシンプルな花、デザインながらも、非常に手の込んだ作品で、その仕上がりの美しさも審査においてポイントが高かったようです。

開催が決まった時には、まだまだ7年後・・・と思っていた東京オリンピック・パラリンピックですが、気が付けばあと5年後です!当社のすぐ近くでも、ホッケー場が計画されており、ホッケーやブラインドサッカーなどの開催が予定されています。楽しみですね!

最後に、他の見どころ、お楽しみどころもご紹介しましょう。
花の産地紹介/PR展示では、高知県、宮崎県の花のPR展示が行われていました。
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高知県を代表する花のひとつ「グロリオサ」が鮮やかな展示です。

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宮崎県では夏の主力品の「ほおずき」と、冬の代表品目の「スイートピー」や「ラナンキュラス」のPRを行っていました。

花育ワークショップの様子も見学しました。
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ショッピングの合間に、押し花やフラワーアレンジを楽しまれているファミリーが多くいらっしゃいました。

真夏の東京で開催されるオリンピック・パラリンピックでは、花と緑の力で、おもてなしの心やさわやかな夏を演出するお手伝いができればと思っています。

(文責:ユニークグローバル室)

2015年7月12日

2015年 ハス市・7月盆

毎年恒例のハス市が、7月10日(金)に開催されました。ハス市は、松市や千両市と同じように、昔から行われている特別な市です。大田市場では関東の7月盆に合わせ、7月盆の直前に開催されます。

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こちらはハスの花とハスの実(蓮台)を競っている様子です。
花や実は、主にご先祖さまを迎える供花として用いられます。ご先祖さまの精霊がハスの花びらを船にして帰ってくるという説もあり、お盆の供花に欠かせない花の一つです。

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こちらはハスの葉です。開葉と巻葉があり、開葉の上にご先祖さまへのお供え(季節の野菜やくだものなど)を乗せ、精霊棚やお仏壇に供えます。

では、ハス以外のお盆の供花に用いられる代表的な花をいくつかご紹介しましょう。

■ホオズキ(鬼灯)
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ホオズキは色・形からお盆の盆提灯に見立てられ、ご先祖様の精霊が帰ってこられる際の目印や、足元を照らす灯りになると言われています。(諸説あり。)

■ミソハギ(禊萩・溝萩)
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お盆の花として有名なミソハギは、精霊花、仏様花、盆花とも言われ、お盆に欠かせない花です。花に水を含め、その水で迎え火の火を消したり、盆棚やお供物を清めたりします。古い記録によると、祭事にこの花を飾り、汚れを払う為の禊(みそぎ)に使ったとされ、 祭事や盆飾りの供物を清める意味から禊萩(ミソギハギ)となり、いずれそれがミソハギになったとされます。

■姫ガマ
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こちらもお盆の花の一つです。諸説ありますが、姫ガマを用いる理由として、ご先祖さまがお供物を召し上がる際のお箸として、あるいは帰って来られる際の杖としての役割があるそうです。

このように、お盆の供花には季節の花としてはもちろんですが、ひとつひとつの花にご先祖さまを思う気持ちが込められているのですね。そういった古くからの風習、習わしを伝承しつつ、故人の好きな花や季節の花を持って、ご先祖さまのお墓に参りましょう。

(文責:ユニークグローバル室)

2015年6月19日

父の日 ~父の日も忘れないで~

関東も先週入梅し、今週は各地で天候が荒れていますが、今週末は父の日です。
父の日といえば、そう!!!ひまわり!!

■ゴッホのひまわり
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■東北八重
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■ビンセントオレンジ
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夏が来るなーという感じがしますね。黄色=「幸福の象徴」、「身を守る色」、「愛と信頼と尊敬」を表しているそうで、日本でも「日本ファーザーズデイ委員会」が開催する「父の日黄色いキャンペーン」があります。そして、ひまわりの花言葉は「あこがれ」。父の日にぴったりですね。

また、バラも父の日定番のひとつ!!!
■サムライ08
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■ビジューネージュ
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■ゴールドラッシュ
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これぞ花の女王!!実際に父の日の提唱者ソノラも(1909年、米ワシントン州に暮らしていた女性で、男手一つで自分達を育ててくれた父を讃え、父の誕生日であった6月に礼拝してもらったことがはじまり)、父親の墓前には白いバラを置いたとか。存命する父には赤、亡くなった父には白という云われもあるようです。(母の日のカーネーションと同じですね!)

実際には、父の日だからこれを...という決まりはないので、お花屋さんで見つけたお気に入りのお花を贈れば、お父さんも「なんだこれは!!」と興味を持ってくれるのでは?ここでは、ネーミングにこだわりがあるもの、見た目がユニークなものなどをご紹介します。自分のお父さんを想像して、お花を選ぶのもまた素敵な時間ではないでしょうか。

■ダリア「純愛の君」
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■ガーベラ「ギャンブラー」
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■てまり草
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切花だけでなく、鉢物も様々!!
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鉢物の魅力はなんといっても、我が子のように育て上げられる楽しみがあります。お父さんの新しい趣味になるかもしれませんね。

実際は、お酒やネクタイなどが父の日の贈り物の定番ではないでしょうか?しかし...お花を贈らないのは、食わず嫌いと一緒!!お酒やネクタイと一緒に贈れば、それらがより一層映えることでしょう。

■父の日に贈る花
http://www.otakaki.co.jp/showroom/2015/20150601T

また、ワンコインで購入できるのもお花の魅力。お子さんのお小遣いでも買えますね。1本でも、お花屋さんではきれいにラッピングしてもらえるので、是非、お父様へ日頃伝えられない思いや感謝の気持ちをお花に添えて、贈ってみてはいかがでしょうか。共に素敵な時間を過ごして頂けたらなと思っております!!!

(文責:池上)

2015年5月21日

第17回 国際バラとガーデニングショウ

5月12日(火)から17日(日)まで西武プリンスドームで開催された、第17回国際バラとガーデニングショウに行ってきました!1999年以降毎年開催されている同イベントでは、その回毎のテーマにふさわしいシンボルゾーンを中心に様々なブースが設置され、会期中は約100万輪のバラと香りが会場を包みます。

今年のテーマは'Delicious Garden'
ホームページの情報によると、『今、風や草花の香り、木漏れ日など自然を五感で楽しみながら、家族や友達と食事をしたりお茶を飲んだり、人が集う屋外のリビングルームとしてガーデンが注目されている。』そうです。

最終日の日曜日は、スタートと同時に押し寄せる人!人!人!メインとなる企画ブースの大半は、多くの来場者で溢れ、うまく写真が撮れないほどの状態に。
見どころ紹介はこちら⇒http://www.bara21.jp/highlight/
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 テーマの'Delicious Garden'に沿った展示では、ハーブや野菜・果物を使用したお庭の提案やテーブルコーディネート事例も紹介されていました。こんなお庭があったら、と夢を膨らませた方も多いのではないでしょうか。その他、バラの花びらや香りを使用したジャム、ビネガー、シロップ、紅茶、砂糖菓子、チョコレートなど、'Delicious Rose'の販売も多くあり、どのブースも大盛況のようでした。
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同イベントでは、日本バラ切花協会主催の日本バラ切花品評会も行われていました。市場、卸売業者、大学、研究機関、フラワースクール、花店など、業界各社の目利きが審査員として参加し、確かな目で選抜される由緒ある品評会です。先ずはバラ切花部門の上位3賞をご紹介します。

■【農林水産大臣賞】 ブルゴーニュ
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■【生産局長賞】 ストロベリーモンローウォーク
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■【群馬県知事賞】 アプリコットファンデーション
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品評会が始まって以来初めて、高芯剣弁タイプが上位3賞から外れたそうです。また、例年は多い赤の出品数が減少し、ピンク系の淡い色が増加。

そして、栄えあるバラ切花部門の大賞はこちら!
■【大賞】 グレースアバンディング
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フロリバンダ系の爽やかさが際立つ逸品です!
(フロリバンダ系とは?・・・四季咲き中輪房咲きバラ。ハイブリッドティー系と四季咲き小輪咲きのポリアンサ系との品種交配によって作出された系統。フロリ(花)バンダ(束)の名の通り花数が多い。)

最後にご紹介するのは、当社関係会社の㈱DOCのブースです。
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バラを中心に、シャクヤク、トルコキキョウ、スノーボール、デルフィニウムなど、前日の加工業務から当日の販売作業まで、力を合わせて6日間で合計約7万本を完売しました!

ガーデニングが好きな方も、切花が好きな方も、老若男女が楽しめる素敵なイベントです。
来年の開催が今から待ち遠しいですね。

【文責:松井】

2015年5月10日

母の日 2015

もうすぐ "母の日"
いよいよ今度の日曜日『5月10日』は「母の日」です!

市場では、今がまさに最盛期!
生産者の皆様が、この日のために丹精込めて育てられた鉢物が多種多数入荷しています。セリ中にはずらりと並んでいた台車も、セリ終了後にはこの通りすっきりです。次々と、お花屋さんの車に積み込まれ、店頭へと運ばれていきます。
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さて、母の日の花といえば、カーネーション。
定番中の定番ですが、やはりこの花の人気は高く、
今年も彩り豊かな商品が入荷しています。
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このポットカーネーション。せっかくプレゼントしたのだから
(あるいはもらったのだから)長く楽しみたいですよね!
そのためにはいくつかポイントがあります。そのポイントとは...

【ポットカーネーションを長く楽しむためのコツ!】
①太陽だいすき! ⇒日当たりのよい場所へ
②ジメジメはだいきらい! ⇒水はけのよい環境で
③でも、お水だいすき! ⇒表土が乾いたら水やり
④栄養もね! ⇒固形肥料で栄養たっぷり

一見、矛盾しているように思えますが、
水やり⇒湿度が苦手⇒日当たりが良ければ、湿度減⇒乾燥⇒水やり⇒...と、日当たりと湿度に注意して、やや乾燥気味に育ててください。
ただし、開花時は水をたくさん必要とするため、なるべくたっぷり水やりをしてください。その時に葉や花に余分な水分が残らないように注意が必要です。病気や根腐りを起こさぬよう、茎の根元に向かってそっと水をあげてください。
また、小さい蕾まで咲かすためには栄養が大切です。固形肥料を土の上に置き、たっぷり栄養をあげてください。

そして、母の日が過ぎたら、一回り大きな鉢に植え替えるか、または地植えにすることをおすすめします。そうすることにより、茎と茎の間にゆとりが生まれ、風通しがよくなり、過湿を防ぐことができます。また、十分な日光が当たるようにもなります。
そして、梅雨に入るころに草丈を三分の一程度まで切り戻してあげると、秋にもう一度花を咲かせることもできます。(品種にもよります。)ぜひ、挑戦してみてください!

そして、今年、特にバラエティ豊かになったのがアジサイです。日本の気候風土にあった育てやすい植物です。
市場で見つけた気になる品種をいくつかご紹介します。少し花びらがフリルになっていたり、発色が特にきれいな品種です。
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【レオン】              【ハイドラピンク】

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【LKパープル】

こちらは複色になっていたり、八重咲きの品種です。
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【センセーション】          【雨に唄えば】

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【銀河】                【美雲ピンク】

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【てまりとダンスパーティ】
2品種寄せ植えになっています。

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【伊予獅子手まり】
四国系山あじさいです。手まりのような小ぶりな花房が特徴で、名前の通り和の雰囲気もあるあじさいです。

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【てまりてまり】
八重咲き小さな花がたくさんついたかわいらしいあじさいです。

どれも、テーブルサイズでキッチンにも置ける小ぶりなサイズも魅力です。


バラやブーゲンビリアなども、母の日に人気の商品です。
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【リトルアーチスト】         【舞姫】

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【ブーゲンビリア】

関連資材を扱う資材屋さんの店頭も、母の日向けの商品でいっぱいです。
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今年の母の日も、もうすぐです!
今回は鉢植えを中心にご紹介しましたが、もちろん切り花の花束やアレンジもおすすめです。
定番のカーネーションや季節の花のシャクヤクなど。
あるいは、お母さんの好きな花や色を組み合わせて...。

花は、贈った人、贈られた人、両方に笑顔を届けることができます。日頃、なかなか伝えられない想いを、花と一緒に贈ってみてください。きっと素敵な想い出がひとつ増えるはずです。

(文責:UG室)

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