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2007年10月 8日

勝手に作るのはもう危ない

 物日と普段の差が開いてきていると感じている小売店は多い。確かに諸物価の値上がりで財布の紐を締めている消費者もいる。しかし、仏花に力を入れるのは地域の花店として絶対必要なことだが、それプラアルファの日頃使いに、今ひとつその小売店が力を入れていなかったのも事実だ。もう一度自分の店を道路の反対から見てみよう。店を出している限り、車屋であろうがケーキ屋であろうが花屋であろうが、客の目で店をチェックすることは欠かせない。

 今、花き業界で重要視しているのは燃料代の高騰とダンボール代の高騰である。どうすれば合理的な流通が出来るか、卸は自分が担当する販売網では、どのように品物を流通させれば買い手と出荷者双方に無理がないかをよく話し合って、きめ細かい打ち合わせをする必要がある。そうでないと、もし我々が生産者であったら、情報がない中で生産するのは不安だから、結局コストの掛からない時期に出荷することになろう。それは10月、11月と5月の母の日過ぎから6月である。これを需要にあわせて作ってもらう当たり前の作業はもう失敗できない。失敗したら損失になってしまう現状では、消費地での販売担当の卸売会社と密接なコミュニケーションからすべてをはじめていただきたい。

投稿者 磯村信夫 : 2007年10月 8日 00:00

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