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2011年3月 7日

山形庄内・花き生産に前向き

近頃友人と集まると政治の話になる。昨年末はもう政府を頼りにしないで、民活でやっていこうと気持ちの上で政局の混迷に区切りをつけたが、このところ仕事に実害が出て来て、もう無視ができなくなった。そこで友人が集まると政治の話になる。結局は愚痴で終わってしまうのだが、この混乱に早く終止符を打たせ、再度仕切り直しをしたいところである。

先週、庄内たがわ農協の合併15周年に行った。広域合併して出来た庄内たがわ農協だが、花は新余目が中心であったから、そこに集結をし、新花き部会のリーダーシップを取った。全国有数の産地であるが、その特徴はなんと言っても部会員の結束の強さと共同育苗施設を持っていることである。庄内たがわ農協管内の庄内町では、花の町にしようと町長さんが先頭に立って、花き生産拡大と新規就農者を育成している。この庄内町で庄内たがわ農協の花き部会の生産者が利用するストック等の苗が生産されているのだ。もちろん農業だから天候の影響は受けるが、需要に合わせた生産が出来ることが農協花き部会の強さに通じる。仕事は質と価格と納期でなりたっている。この3つを自社の種苗センターを持つことで可能にしている。このような花き施設の補助を国や地方自治体から上手に持って来ているのが山形県の自治体の政治手腕である。どちらかと言うと内向きだったり後ろ向きになりがちな今の農業分野にあって、着実に山形県庄内の花は前進している。官民挙げて、素直で明るく、粘っこいタフな根性の賜物である。

投稿者 磯村信夫 : 2011年3月 7日 00:00

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