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2007年11月 5日

仕入れ機関として最もローコストな卸売市場の開拓者

仙台生花株式会社の橋本芳一氏の告別式、法要、会席が日曜日、仙台で最上級の礼を尽くして行なわれた。
昭和48年、仙台に中央卸売市場花き部ができ、東北・北海道のみならず、花き流通の整備が国中行なわれるようになって今の日本の花き産業がある。私たち卸売業者は、橋本会長が追求してきた卸売市場はどうあるべきかを自分流に考えて我がこととして捉え、その時代その時代に合うようモデルチェンジを絶えず行い、地域の花き流通の中核として今後とも改革に努めなければならない。それはなぜか。それは取引の手法がセリだろうが相対だろうが何だろうが、卸売市場はプロの目利きを育てる場所だからだ。花は生き物で品質と価値が絶えず変動するし、花は生鮮品の中でも最もファッショナブルなものだから、それを値踏みするのが毎日の仕事となると、仕事は卸売市場や仲卸の社員をプロ化する。また市場の仕事は物流のプロ、銀行業務のプロも作る。だから市場は経済学で言う、「取引減少の法則」「在庫適正化の法則」の経済効果以外に、プロの目でスクリーニングした花の取引が実現されるから、花をお金に替える機関として最も安上がりにつく。
橋本芳弘社長は会葬御礼のご挨拶の中で新たな決意を語り、一連の法要は参会者に深い感銘を与えた。

投稿者 磯村信夫 : 2007年11月 5日 00:00

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